マイオブレイスとは

子供の歯科治療
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こんにちは、香里園にある坂井歯科医院です。

私には大好きな甥っ子がいるのですが幼稚園の時には一人でできなかったことも小学生になってからは一人でできることが増えて、成長が嬉しい反面、少し寂しくも感じてしまいます。

一人で自転車に乗りお友だちと遊ぶために公園まで行くようにもなりましたが、まだまだ心配な気持ちは消えないものの、たくさんの経験を経て大きくなっていくのだなと思い見守っています。

家に帰ってくると甘えん坊の一面を見せてくれるのでとても愛おしく感じ、甥っ子の成長をたくさん見ていたいと思い、小学校の授業参観などの行事も積極的に参加しています。

子どもたちが授業を受けている姿を見ていると、授業中姿勢を正して聞くことができず頬杖をついていたり、お口がポカンと開いていたり、歯科医療従事者として気になる子どもの癖に気づきます。

頬杖をついていたり、お口がポカンと開いたりという悪い癖を続けていると、歯並びが悪くなってしまったりかみ合わせが悪くなってしまう可能性があるのです。

子どもが虫歯にならないように虫歯予防に力を入れてくださっている親御さまが多くいらっしゃいますが、虫歯と同じように気になるのが子どもの歯並びで、歯並びが悪くならないように予防することができるのはご存知でしょうか?

歯並びが悪くなるのには原因があり、その原因を取り除くことで歯並びの悪化を防ぐこともでき、正しい姿勢や綺麗な顔立ち、後戻りしにくいお口の中の環境まで手に入れることができるもので「マイオブレイス」と言います。

従来の矯正治療では一つ一つの歯に固定式の矯正装置のワイヤーを付けて、力をかけて歯並びを整える方法で、つまり歯並びが悪くなった後からアプローチする方法でした。

マイオブレイスでは歯並びが悪くなる前、もしくは悪くなってしまった原因を取り除くことで歯並びを整える治療方法で、取り外し式の矯正装置を使用し、顎の骨が柔らかい小児期に装着することと、お口の周りの筋機能を改善することで理想的な歯並びやかみ合わせに導くのです。

取り外しが可能な装置のため固定式の矯正治療に比べ痛みや違和感が少なく、歯磨きもいつも通り行うことができますので虫歯になるリスクも低く、装置の装着時間も就寝時と日中1時間ですので、学校に行っている間は装置を外しておけるのでお子さまへの負担も軽減することができます。

歯並びが悪くなってしまう原因の一つが口腔周囲筋の機能不全のため、装置の装着に加え、舌・唇・頬のお口周りの筋機能の改善のためトレーニングを行います。

お口がポカンと開いている状態ですと口呼吸の可能性が高く、口呼吸をしていると舌の位置が低くなり、上顎の成長を妨げ、歯並びが悪くなる原因になりますし、虫歯にもなりやすく、病原菌が喉の粘膜から直接取り込まれてしまうため、風邪をひきやすくなるなど口呼吸は健康のために良いことではないので口呼吸から鼻呼吸への改善を促します。

普段何もしていない時の舌は舌の先端が上の前歯に触れず、前歯の付け根のすぐ後ろにあり、舌が上顎に広く触れている状態が理想的ですが、舌が常に歯に触れている場合は舌の力により歯並びが崩れてしまいます。

口呼吸や舌の位置の悪い癖によって引き起こされた結果が悪い歯並びになるのですが、マイオブレイスでは歯を直接動かすのではなく悪い歯並びになってしまう原因を装置やトレーニングで改善していく治療方法です。

装置を毎日入れることはもちろん大切で、口腔周囲筋の機能を改善するトレーニングも毎日ご自宅で行っていただきたいのですが、トレーニングと聞くと難しそうと不安に感じられるかもしれません。

装置を入れることもトレーニングを行うことも継続することがとても大切で、継続しなければ効果を得ることはできず、継続するためには親御さまの協力が欠かせませんし、トレーニング自体は難しいものではなく専門のスタッフが丁寧にお教えいたしますのでご安心ください。

お子さまの健やかな成長のために歯並びが悪くなる原因を改善し、歯並びだけではなく身体の健康も考えることができるマイオブレイスについてお気軽にご相談ください。

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