良い歯医者の見分け方!

歯周病について
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こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。

私は歯科医院に勤める十数年前までは歯についての知識など何もなかったので、歯医者はどこも同じだと思っていましたし、患者さんは家から近くの歯科医院に通うものだと思っていました。

時代の流れとともにインターネットが普及し、パソコンやスマートフォン、タブレットを誰もが手にしている現在では近くの歯医者に通うのではなく、より良い歯医者を選ぶ時代に変わってきています。私も新たな病院にかかるときは慎重になりたくさんの情報をインターネット上で収集していますし、その情報をもとに自分に合った病院を探して通っています。

当たり外れがある!?

自分で良い病院だろうと思って通ってみたものの、理想の病院とはかけ離れていてがっかりした経験もあり、インターネット上の情報だけに捉われてしまうのも良くないなと思っています。

私と同じように自分に合った歯科医院を見つけるために歯科医院を転々とされている方もおられるかと思うので、今回は良い歯医者の見分け方!についてお話していきたいと思います。

来院、即治療!! ではなく・・・、

歯医者に行き問診表を書き終えて診療室に呼ばれ、腰をかけているチェアーをすぐに倒されお口を開けていませんか?まずは患者さんのお口の中の状態を聞き取り、今後の治療を行う上での要望、希望を聞いてくれる歯科医院が良いでしょう。

もちろんご自身の要望に沿うことができない場合もありますが、歯科医院側から患者さんを知るということはとても大切なことですし、患者さんの意見を聞かないまま治療を行なってしまうと後にトラブルになってしまうこともあります。

お口の中は目で見える部分もありますが、確実に現在の状態を見ようと思うと検査が必要で、目で見ただけの状態で治療を行うことは危険です。歯科医院でおこなう様々な検査はお口の中の病気をきちんと見極めるために必要なことであり、治療を行う上で大切なことであります。

現在の歯科医療は時代とともに選択肢が広がっており、虫歯治療、歯周病治療、矯正治療、審美治療やインプラント治療は言うに及ばず、予防医療に至るまで各々多様な治療方法が存在します。

最終的には患者さんのニーズに合わせて治療方法を選択していくのですが、治療方針を決めるまでには歯科医院側からの情報提供が必要になりますので、情報提供をきちんと行なってくれるという点も良い歯医者を選ぶ判断基準になるのではないでしょうか。

インフォームドコンセントはとっても大切

インフォームドコンセント(医師と患者の情報提供を経た上での同意)を行う際にはメリットだけではなくデメリットに関しても説明することが重要で、患者さんには治療内容について正確にご理解していただく必要があります。

お口の中の病気はお口の中だけでは留まらず全身の病気と関係しており、虫歯や歯周病などの口腔疾患を患っている患者さんにはお口の中だけでなく全身との関わりについてのリスクも説明しなければならないと考えております。

また、“予防歯科”を掲げている事は当院にとっては重要です。

お口の状態を安定させる

予防歯科とはお口の中の健康を守るために定期的にメインテナンスを行うことであり、虫歯や歯周病の治療が終了した後のお口の中の状態を維持するためにも必要なことです。

虫歯や歯周病を根絶する事は出来ませんが、爆発的に増殖しないように定期的に維持管理する事でお口の状態を良好に保つ事は可能です。

状態が悪くなってから歯医者に行き治療を受けることを繰り返し行っていると、健康な歯はどんどん失われて最終的には多くの歯を失ってしまいます。

ご自身のお家でのセルフケアはもちろんのこと、歯科医院での定期的な検診と歯石の除去や患者さんに合わせたメインテナンスを行うことで、虫歯や歯周病を予防することができます。

まとめとなりますが、良い歯医者の定義は非常に難しくはありますが、第一に患者さんに寄り添いその方にとって最善な方法を導き出せる事、第二に安定したお口の状態をメンテナンスを通じて長期間提供出来る歯医者が、「良い歯医者」と言えるのではないでしょうか。

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