免疫力を高める習慣

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こんにちは、香里園にある坂井歯科医院です。

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっていて、日本でも様々な影響を及ぼし、緊急事態宣言も5月末まで延長されました。

未だに新型コロナウイルスに関することの多くが分かっておらず、感染者の数は減少しているものの、日に日にお亡くなりになる方は増えており私たちの不安が消えることはまだありません。

新型コロナウイルスに感染しないためにも大切なことは不要不急の外出を控え、ヒトとの接触をなるべく減らすことですが、全くヒトと接触しないことは難しく、新型コロナウイルスだけではなく他の感染症に関しても感染のリスクは誰にでもあります。

私たちの生活は様々な病気を引き起こす原因となるウイルスやバイ菌などに囲まれていますが、その中でも健康に過ごせているのは病気の原因となるウイルスやバイ菌と戦って私たちのからだを守ってくれている「免疫」といわれる働きがあるからなのです。

もし、免疫の働きがからだから無くなってしまったら、私たちのからだはすぐに何らかの病気に感染してしまうので、毎日を健康で過ごすためにも免疫はとても大切なのです。

あらゆる場所や空間で感染のリスクがある状況でも自己の免疫を高めることで感染しにくいからだを作り、自分自身を守ることができるのではないでしょうか。

免疫力が低下する原因は多岐にわたり高齢者や妊婦、乳幼児は最もハイリスクといわれていますが、その中でも特に高齢者は加齢に伴い免疫力が落ち、年齢を重ねると風邪をひきやすくなるのは加齢による免疫力低下が原因とされています。

自分が健康だと思っていても免疫力が低下していることはあり、強いストレスや睡眠時間の減少、食生活の偏り、生活の乱れ、疲労、運動不足、過度の飲酒

などが挙げられます。

残念ながら加齢を止めることはできませんが生活習慣を改善し免疫力を高めることは可能であり、食生活でバランスの良い食事を心がけることが免疫力を高めることに大きく関与していますので、免疫力を高める食べ物を上手に摂取しましょう。

発酵食品や食物繊維は体内の免疫の60〜70パーセントが存在するといわれている腸の環境を整えるためにとても重要で、女性のからだのトラブルで多い便秘や肌荒れなどは腸内環境を整えることで解消されますし、たんぱく質やビタミン、ミネラル類は免疫細胞を産生したり活動を活性化したりするのに必要で、これらの栄養素を摂取することは健康的な生活を過ごすことと直結しています。

新型コロナウイルスの感染が拡大している現在では毎朝起きた時に熱を計る習慣を身につけましたが、みなさんはご自身の平熱をご存知でしょうか?

健康的な人の平熱は36.5〜37.1度ですが最近では36度以下の低体温の人が増えていて、低体温は免疫細胞と大きな関わりがあり、体温が下がると血液の流れが悪くなり免疫力も低下するのです。

現代人に多い低体温ですが、低体温の原因は筋肉量の低下と考えられていて現代の生活は乗り物や家電などが便利になり、昔とライフスタイルが変わったことで日常的に運動不足になっています。

適度な運動や入浴(シャワーではなく湯船につかる)、白湯を飲むなどの習慣は体温が上がり免疫力が高まるだけでなく、基礎代謝が上がり太りにくいからだになったり、脳の血行がよくなることで記憶力の低下や認知症の予防にもなるのです。

免疫力を高めるために日常生活で最も見直してほしいと私が願うことはお口の中の環境で、お口の中の環境と免疫力がどう関わっているかというと、口はからだに繋がる唯一の入り口であり、様々なウイルスやバイ菌などの入り口でもあります。

お口の中は粘膜組織であり粘膜自体が免疫の役割をしているのですが、お口の中が健全な状態でなければ、免疫の働きが不十分になり免疫力の低下を引き起こしてしまうのです。

お口の中を健全に保つためには現在のご自身のお口の中の状態を知ることが必要不可欠であり、歯科医院で検診を受け、虫歯や歯周病などのお口の中の病気があればきちんと治しましょう。

お口の中の健康を守るための基本は毎日のハミガキがとても重要で、起床後、朝食後、昼食後、就寝前の1日4回を目安にハミガキを行い、定期的に歯科医院でメンテナンスを受診することでお口の中を常に健全に保つことができます。

生活習慣をいきなり変えることはハードルが高いように感じますが、意外と簡単に取り込めそうな習慣もありますので、いきなり全部ではなくても少しずつみなさんの習慣に増やしてみてください。

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