禁煙を成功させるコツ

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こんにちは、香里園にある坂井歯科医院です。

新型コロナウイルスが日本国内でも蔓延し緊急事態宣言が発令され、自粛する生活が長く続いていますが、みなさんお元気に過ごされていますでしょうか?

外出の自粛や在宅勤務が長引き運動不足による健康不足が懸念されていて、テレワークに切り替えた企業の社員さんを調べたところ1日あたりの歩数が70パーセント減っているという報告もあるそうです。

私も自粛する生活が続き運動不足になってしまっていて体重が2キロも増えてしまい、家でできるトレーニングや人が少ない時間帯でランニングを始め、全く運動できなかった私が少しずつ長い距離を走れるようになってきていて嬉しいです。

やはり何事も最初からうまくできることはなく、日々の積み重ねだなぁと自分自身で感じることができていて、健康のことを考え、日々の積み重ねでできることのひとつが禁煙です。

長年タバコを吸っているから今更禁煙しても意味がないでしょう!と思われているそこのあなた!!それは間違いで、禁煙は続けることができればタバコでダメージを受けたからだも健康に近くことができるので、禁煙はいつから始めても決して遅くはないのです。

みなさんもご存知の通り喫煙には様々なリスクがあり、からだに良くないと分かっていてもなかなかやめられないのは、タバコには依存性があるからなのです。

最近ではタバコを吸える場所や空間も少なくなり、愛煙家の方も肩身が狭い思いをされているのではないかと思いますし、これを機に禁煙にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

タバコは百害あって一利なしです!今回はみなさんの健康のためにも、禁煙が成功するためのコツをお話したいと思います。

禁煙への第一歩は一気に始めることで、軽いタバコや加熱式タバコに変えることや本数をだんだん減らすことなどをしても有害物質の吸い込みは変わらず、健康被害も減らすことはできませんし、ニコチン依存も解消できずいつまで経ってもニコチン切れの辛い症状が続き、禁煙が失敗してしまう可能性が高いのです。

まずは禁煙を開始する日を決めましょう。何かの記念日でもいいですし1がつく日など覚えやすい日がいいと思います。職場でタバコを多く吸ってしまう方は休日から、休日に喫煙本数が多くなってしまう方は仕事のある日から始まるのがよいでしょう。

禁煙することを家族や友人、職場の人に宣言して、自分の決意を周りの人に表明することで禁煙の意識は高まりますし、周囲の人の協力を得られることもあります。

禁煙開始から2、3日後をピークに離脱症状という禁断症状が現れ、離脱症状にはタバコを吸いたいという欲求やイライラする、眠気、頭痛、身体がだるいなどがあり、個人差はありますが10〜14日ごろまで緩やかに症状が続きます。

禁煙を開始した数日間はタバコを吸いたいという欲求が1日数回出てくることがあり、この気持ちは1日中続くわけではなく、3〜5分の短い時間で現れます。

そんな時にはタバコを吸う以外で可能である行動やタバコの代わりになるようなもの、例えば深呼吸をする、お茶や水を飲む、歯を磨くなどを事前に考えておくことで急な喫煙欲求に対処することができます。

不快な離脱症状の解消や禁煙を楽にしてくれたり確実に成功させるためのサポーターが禁煙補助薬で、最近では薬局などでもニコチンガムやニコチンパッチを購入することもできます。

近年ではニコチン依存症は病気であることが認識されるようになり、禁煙外来

というお医者さんが禁煙をサポートしてくれる専門外来があり、一定の条件を満たしていれば健康保険を使用して禁煙治療を受けられるようになりました。

禁煙外来を利用すればよりご自身の力だけで禁煙するより確実でより楽に禁煙を成功させることが可能ですし、もし禁煙中にタバコを吸ってしまっても諦めずに何度もチャレンジしましょう。

お口の中の健康と喫煙は深く関わりがあり、特に歯周病が悪化してしまう原因のひとつが喫煙で、喫煙していると歯周病の自覚症状も出にくく、自覚症状が現れ歯科医院に治療に来られた時には抜歯しなければならない状態の患者さんも多くいらっしゃいます。

新型コロナウイルスと喫煙の関係も少しずつ明らかになっていて、タバコを吸う人は新型コロナウイルスによる肺炎が重症化したり、死亡につながったりしやすいと報告されています。

新型コロナウイルスが流行している今だからこそ、ご自身や家族、大切な人の健康を考え、禁煙することをおすすめします。

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