院長は辛い

坂井歯科医院の話題
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こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。

 私は歯科医院で勤めて約15年経ちますが、歯科医院で働き始めてから今日に至るまでとてもお世話になり、かつ尊敬する上司が二人います。

 その一人はみなさんもご存知の坂井歯科医院の理事長である坂井秀明先生で、今の私があるのは坂井院長のおかげだと思っていますし、心から尊敬している恩師です。

院長・坂井秀明

 坂井院長は1956年福岡県で生まれ、子どもの頃から工作や機械を操作したり分解したりするのが大好きで家にある時計や家電のトースター、電話機まで分解して楽しんでしたそうで、お母さんはさぞお困りだったでしょう

 その後もロボットやプラモデル、ラジオ、アマチュア無線にもハマり工学系の毎日を過ごされていて、今でも大阪の日本橋に行くとガラクタをたくさん買い込んでいます。

 坂井院長のお父さんが歯科医師でお父さんの後を継ぐために坂井院長も歯科医師になりましたが、今も変わらず工作が大好きで診療で使用する機械を手作りしてしまうほどです。

 私が院長を尊敬している理由は私が歯科助手として働くことにやりがいを持たせてくれたからであり、様々なチャンスを与えてくれてここまで成長させてくれたからです。

 歯科助手という仕事は直接患者さんを治療することはもちろんできませんが、患者さんの気持ちに寄り添い癒すことはでき、歯科医師や歯科衛生士と同じように医院の中で活躍できる場所を作ってくれているのが坂井院長です。

 就職する前の私の歯科医院の院長に対するイメージは厳しい、怖い、怒鳴るなど悪いイメージがあり、実際ネットの知恵袋を見ていてもて悪いイメージのままの院長先生もおられるみたいですが、坂井院長は就職した初日から優しく声をかけてくださり、みなさんが声を揃えて言うように穏やか、優しい、そのままの人です。

辛そうにしている院長をたまに見る

 院長にお世話になって約15年、今も私の院長に対する印象は優しいに変わりありませんが、長い時間院長を見てきたので優しい院長だけでなく、裏では辛そうにしている院長もたくさん見てきました。

 人間ですし悩むこともあります。いや院長は悩みだらけであるという言い方のほうが正しいのかもしれませんし、悩んで悩んで苦しんでいるのです。

 何に悩んでいるのかと言いますと、歯科医師として患者さんの治療計画や最新技術の習得、スタッフや患者さんとの関係などたくさん悩みを抱えています。その中でも歯科医院の経営に一番頭を抱えているのではないでしょうか。

 院長はたくさんの患者さんのお口の健康の回復や維持のために歯科医師になったのであり、医院を経営する経営者になるために歯科大学で6年間学んだのではありません。

 経営に関して右も左も分からない状態から坂井歯科医院を開業することで経営者業務も兼任することになり、歯科医院の経営は年々難しくなっているのです。

 経営が難しいと言われている理由は日本の人口が減少している中、歯科医院の数は年々増加しており現在ではコンビによりも多く、歯科医院は約69000軒もあり歯科の競争が激化しているからなのです。

 坂井院長が影ではお金儲けをしようとしている!と心ない声を聞いたこともありますが、坂井院長は自分のためではなく誰かのために経営に失敗して潰れる歯科医院にならないように努力をしているのです。

 その誰かとは患者さんであり、坂井院長の信念の一つに世界標準の医療を良質なケアーと共に患者さんに提供することを通して、地域社会に貢献する存在であることを挙げています。

 治療技術を常に磨き続け、患者さんに対し良い医療を提供することを患者さんに約束をしていて、長期にわたり地域社会に貢献することで患者さんのお口の健康を守りたいという願いが込められています。

 私たち歯科医療従事者は少しでも院長の患者さんに対する思いを汲み取り、私が院長に助けられているように私も院長の助けになるようにこれからも一生懸命働きたいと思います。

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