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舌がんの原因と症状

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こんにちは、香里園にある坂井歯科医院です。

2020年に入り1ヶ月が過ぎようとしていますが、1月から始まった新ドラマを見ることが私のたのしみの一つになっています。

どのドラマも面白く興味深いのですがその中でも「アライブ〜がん専門医のカルテ〜」が医療現場で働く私にも考えさせられる内容のドラマで毎週涙なしでは見ることができません。

がんは年間約100万人が新たに診断され、2人に1人ががんになると言われている時代で誰もがなりうるリスクがあり、私の伯母も乳がんで若くに亡くなり、決して人ごとではありません。

このドラマは題名の通り、がんをテーマとしたドラマなのですが腫瘍内科医と消化器外科医の女医2人が様々な患者さんと関わり、患者さんの生き様や医師としての苦悩や戦いを描いた医療ドラマです。

私たちの職場の歯科医院でも「がん」という病気を目の当たりにすることがあり、最近ではタレントの堀ちえみさんが「舌がん」になったことでお口の中への関心を深めた方も多いのではないでしょうか。

実際に堀ちえみさんが舌がんを公表してから、当院への問い合わせも多く、口内炎ができているががんではないか?舌がんが心配なので検診を希望したい!という患者さんが非常に多くなりました。

私たちにとって舌とは栄養を摂取するために飲み込むことや美味しい食べ物を味わう、楽しくおしゃべりするために必要不可欠なものであり、私たちが快適に生活するための欠かせない役割を担っています。

舌がんとは舌にできる悪性の腫瘍のことをいい、口腔がんのひとつで舌がんは口腔がんの約60パーセントを占めていて、女性より男性に多い傾向があり発症しやすい年齢は50〜60代ですが、まれに20代や30代という若い年齢で発症することもあります。

舌がんは他のがんと違って鏡を使って自分自身で見ることができるため早期に発見できることも多く、舌がんの多くは舌の両側の縁の部分にでき、頻度は少ないですが舌の裏側の見えにくい部分にできることもあり、舌の先端や舌の表面部分にはあまり見られません。

自覚症状としては硬いしこりや舌がただれる、お口の中の異物感などがありますが必ずしも痛みが伴うわけではなく、舌を動かした時の違和感や舌のしびれ、舌の粘膜に赤い斑点や白い斑点ができている、口内炎がなかなか治らないなどと様々な症状が見られます。

舌は表面の粘膜と筋肉でできており、がんが表面ではなく舌の奥深く進行してしまうこともあり、このような場合は進行のスピードも速く、発見が遅くなるため重症化してしまう恐れがあります。

舌がんは進行すると病変が潰瘍に変わり、痛みや出血が持続する、口が開きにくい、しゃべりにくい、飲み込みにくい、強い口臭などの症状が現れ、舌がんは首のリンパ節に転移することがあり首に硬いしこりができることもあります。

舌がんの原因は残念ながら明らかになっていないのですが、リスク因子は喫煙、飲酒とされていて、舌がんの割合が男性に多いのも、飲酒、喫煙の習慣が男性に多いからではないかと言われています。

お口の中が不衛生な人や虫歯を放置している人、合わない入れ歯を長期間使用していることなど、お口の中を慢性的に刺激しているのも原因と考えられていて、歯並びが悪く歯が内側に倒れていることで舌を刺激していることや治療した詰め物や被せ物などの金属が尖っていて舌に当たっていることで刺激し続けることが誘因となり発生することもあります。

舌がんは進行して大きくなればなるほど、治療をして失われてしまう舌の範囲も大きくなり、舌を大きく失ってしまうと食べる、味わう、話すなどが以前のようにうまくはできず、私たちの生活の質は下がってしまうので、やはり早期発見早期治療が望ましいです。

お口の中は観察することが可能なので気になった時はまず鏡を見ながら患部に触れてみて、硬いしこりであれば早急に医療機関を受診するようにし、少しでもリスクを下げるためにも過度な飲酒を避け、禁煙することをおすすめいたします。歯科医院で定期的なメインテナンスを行いお口の中を清潔に保つことでリスクを下げることができますし、定期的に異常がないかをチェックすることで早期発見に繋がりますので、歯科医院には定期的に受診するようにしましょう。

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