
つわりのときに歯磨きをすると吐いてしまうのはなぜ?

歯磨き粉のにおいで気持ち悪くなる…いつまで続くの?

磨けない日が続いて、虫歯にならないか不安…
つわりで歯磨きをすると吐き気をもよおし、満足にケアできないと悩んでいる方も多いでしょう。
妊娠中は、嘔吐反射やよだれつわりが原因で、歯磨きの際に気持ち悪くなりやすいです。
結論、つわり中は「吐かずに磨ける工夫」を増やし、どうしても磨けない日は「寝る前の1回」と「水でゆすぐ」を最低ラインとしましょう。
ただし、「つわりが落ち着いたら1日2回に戻すこと」と「吐いた直後はすぐ磨かないこと」は守ってください。
この記事では、つわりで歯磨きをすると吐く・えずく理由と、吐き気を減らす磨き方や歯磨き粉の選び方を解説します。
吐いた後のケアや、上の子の仕上げ磨きの乗り切り方も紹介するので、妊娠中の歯のケアに役立ててください。

妊婦さんからよく聞く悩みなので、今夜からできる工夫を一緒に見ていきましょう!
つわりで歯磨きすると吐く・えずくのはなぜ?3つの理由

つわり中に歯磨きで吐きそうになるのは、のどの奥や嗅覚が敏感になり、歯ブラシや歯磨き粉の刺激に体が反応しやすくなっているためです。
つわりの原因そのものはまだはっきり分かっておらず、妊娠に伴うホルモンの変化が関係すると考えられています。
つわり中の歯磨きでえづく原因には、おもに以下の3つが挙げられます。
- のどの奥が敏感になり「嘔吐反射」が起きやすくなるため
- においや味に敏感になり、歯磨き粉で気持ち悪くなるため
- よだれつわりで唾液がたまり、吐き気につながるため
吐き気の原因を理解すれば、対策が見えてくるはずです。
いつまで続くかの目安は、記事の後半のよくある質問で紹介します。
1. のどの奥が敏感になり「嘔吐反射」が起きやすくなるため

つわりのときは、歯ブラシを口に入れると吐き気を感じる「嘔吐反射」が起きやすいです。
嘔吐反射とは、口の中やのどに異物が触れると反射的に吐き気を引き起こす防御反応。
この時期は、奥歯や舌に歯ブラシが触れただけでも気持ち悪くなることがあります。
口を大きく開けると粘膜が緊張し、わずかな刺激で「おえっ」とえずく方も多いのが特徴です。
このような不快感は、歯ブラシの当て方や口の開き方の工夫でやわらげられます。
詳しいやり方は後半で紹介します。

ほんの少しの刺激でも気分が悪くなりやすいので、体調を優先しながら歯磨きしましょう。
2. においや味に敏感になり、歯磨き粉で気持ち悪くなるため

妊娠中に「においつわり」の症状があると、普段気にならないにおいでも吐き気をもよおすことがあります。
歯磨き粉には香料が含まれているため、その香りを嗅いだ瞬間に気分が悪くなるケースも珍しくありません。
ミントの刺激や口いっぱいに広がる泡、味の変化が引き金になる方もいます。
妊娠中のホルモン変化が原因のひとつとされ、敏感になった嗅覚が不快感につながります。
歯磨き粉そのものが原因なら、無香料タイプに替えるか、何もつけずに磨くだけで楽になる方が多いです。

無理に同じ歯磨き粉を使い続けると、歯磨き自体が嫌になりお口の中の衛生状態が悪化しやすくなります。
3. よだれつわりで唾液がたまり、吐き気につながるため
妊娠初期は、唾液の分泌量が増えて吐き気をもよおす「よだれつわり」が起こることがあります。
よだれつわりとは、口の中に唾液がたまることで吐き気を感じる症状です。
妊娠するとホルモンが変化し、唾液腺が刺激されることが原因だと考えられています。
歯磨きをすると唾液が増えるため、口内の不快感が増して気持ち悪くなります。
対策は「顔を下に向けて唾液を前に流す」「こまめに吐き出す」の2つです。
飲み込むのがつらい日は、コップや洗面器を近くに置いて、ためずに出すようにしてください。
なお、口の中の不快感や味の変化、口臭に関しては関連記事「妊娠中の口臭が強くなる3つの理由|対策や口内環境を整えるメリットを解説」を参考にしてください。

つわりでも吐かずに歯磨きするコツ4つ


つわり中でもしっかり歯磨きしたい!
つわりで歯磨きがしんどいときでも、歯ブラシや歯磨き粉を変えることで、吐き気を抑えられる可能性があります。
ポイントは道具・磨き方・タイミングの3つで、次の4つのコツにまとめました。
- ヘッドの小さいやわらかめの歯ブラシに替える
- 歯磨き粉は「無香料・低発泡のジェル」を少量使う
- 顔を下に向けて奥から前へ、上下で区切って短く磨く
- 起床直後と食後すぐを避けて「ながら磨き」で気をそらす
全部やる必要はないので、できそうなものから試してみてください。

自分に合った方法を取り入れながら、可能な範囲で口内ケアを続けましょう。
1. ヘッドの小さいやわらかめの歯ブラシに替える

つわりの吐き気は、歯磨きによるのどの奥への刺激によって起こる場合があります。
ヘッドが大きいと、奥歯まで歯ブラシを入れたときに「おえっ」とこみ上げる感覚が出やすいので注意しなければいけません。
そのため、歯ブラシを次のような圧迫感が少ないものに変えるのがおすすめです。
- 超コンパクト
- スリムヘッド
- 子ども用や仕上げ磨き用の小さいヘッド
毛先はやわらかめを選ぶと、歯ぐきへの刺激も減らせます。
歯ブラシを変えることで、ほっぺたや歯茎への刺激が少なくなり、吐き気を抑えられる可能性があります。
小さいヘッドだと細かい部分にも当てやすく、短時間で効率よく汚れを落とせるのもメリットです。
2. 歯磨き粉は「無香料・低発泡のジェル」を少量使う

つわりのときは香りや味に敏感になり、それまで使っていた歯磨き粉が突然合わなくなることも。
そんなときは、以下のような歯磨き粉に変えてみましょう。
- 無香料・マイルド:香料やミントが弱く、においで気持ち悪くなりにくい
- 低刺激:刺激成分が少ない分、味や香りで気持ち悪くなりにくい
- 低発泡のジェルタイプ:泡立ちが少なく、口いっぱいに広がる不快感が出にくい
量は米粒から小豆くらいの少量から始め、それでもつらい日は歯磨き粉なしで磨いてかまいません。
味が苦手だと感じている方や、泡の感覚がつらい方には特におすすめです。
ただし、磨ける回数が減る時期こそ虫歯予防の助けになるので、フッ素(フッ化物)入りは残すのがおすすめです。

刺激の少ない歯磨き粉に変えることで、吐き気が改善するケースもありますよ!
3. 顔を下に向けて奥から前へ、上下で区切って短く磨く
歯磨き中に唾液や歯磨き粉の泡がのどにたまると、吐き気をもよおすことがあります。
顔をやや下に向けて磨くと、唾液や泡が前方に流れやすくなります。
奥歯に歯ブラシを当てたら前の方にかき出すように動かすと、のどへの刺激を抑えられるのもポイントです。
口は大きく開けず半開きにして、のどの近くを長く刺激しないようにしましょう。
また、一度にすべての歯を磨こうとすると時間がかかり、吐き気が強くなる場合もあります。
たとえば、先に上の歯を磨いてから少し休憩。そのあと、下の歯を磨くようにすると、一回の歯磨き時間を短くできます。
1回1〜2分でも、1日のトータルで全部の歯に触れられればOKなので、こみ上げたら途中でやめてかまいません。
ただし、下を向くことで吐き気が強まるケースもあるので、自分の体調や気分に合わせて角度を調整してみてください。
4. 起床直後と食後すぐを避けて「ながら磨き」で気をそらす

つわりで気持ち悪くなる場合は、体調が良い時間帯に磨くようにしましょう。
起床後や食後すぐに歯磨きをすると、気持ち悪くなりやすい傾向があります。
たとえば、朝起きてすぐはつらいなら、水や白湯を飲んで30分ほど休憩してから磨いてみてください。
食べ終わった直後に歯磨きすると吐き気が増すなら、少し横になってから磨くのも良い方法です。

ただし、これは吐きやすい体調に限った話で、普段の食事のあとは早めに磨くのが基本です。
気持ち悪さを抑えるためにおすすめなのが、ながら磨きです。
テレビや外の景色などで気をそらしながら歯を磨くと、歯ブラシの当たる感覚に集中しすぎるのを防げます。
洗面所のにおいが引き金になるなら、リビングで座って磨いてもかまいませんよ。
(出典:食後の歯みがきについて|日本小児歯科学会)
つわりで歯磨きできない日の最低ラインと代わりのケア


つわりで気持ち悪くなってどうしても歯磨きできない…
つわりでお口の中のケアを後回しにすると口内トラブルのリスクが高まります。
とはいえ、つわりの間は体調が最優先で、磨けない日があっても自分を責める必要はありません。
磨けない日は「寝る前の1回」と「水で口をゆすぐ」を最低ラインにし、フロスやガムで補いましょう。
なお、吐き気が強くて水分もとれない、体重が減るといったときは「妊娠悪阻(にんしんおそ)」の可能性があります。
その場合は歯のケアより先に産婦人科に相談し、口は水でゆすぐだけでもかまいません。
いつもどおりに磨けない日の過ごし方は、次の3つです。
- 磨けるなら「寝る前の1回」を最優先(歯磨き粉なしでOK)
- 歯ブラシが無理な日は水や洗口液で口をゆすぐ
- フロス・歯間ブラシとキシリトール100%のガムで補う
つわりが落ち着いたら1日2回に戻すことを前提に、今は無理のない範囲で続けてください。

ただし、無理は禁物です。体調を見ながら取り入れてみてください。
(出典:つわり|母性健康管理に関する用語辞典|厚生労働省 働く女性の心とからだの応援サイト)
1. 磨けるなら「寝る前の1回」を最優先(歯磨き粉なしでOK)

1日1回しか磨けない日は、寝る前の1回を残してください。
寝ている間は唾液の分泌が減って細菌が増えやすいと、厚生労働省のe-ヘルスネットでも説明されているためです。
つわりで歯磨き粉の味や香りが負担のときは、あえて何もつけずに磨いてみましょう。
歯磨きの目的は歯の汚れを落とすことなので、歯磨き粉を使わなくても問題ありません。
水で濡らした歯ブラシで、歯と歯ぐきの境目を中心に1〜2分磨くだけでも汚れは減らせます。
ただし、歯磨き粉を使わないぶん、フッ素の虫歯予防効果は得られないので、つわりが落ち着いたら戻すようにしましょう。
(出典:ライフステージ別にみたむし歯の特徴|厚生労働省 e-ヘルスネット)
2. 歯ブラシが無理な日は水や洗口液で口をゆすぐ

歯ブラシを口に入れられない日は、食後と寝る前に口をゆすぐだけでも一時的なエチケットになります。
香りや味に敏感なときは、緑茶や水でお口をすすぐだけでも食べかすを洗い流せます。
妊娠中はねばつきやすい唾液に変わるため、うがいをするとお口の中がスッキリするでしょう。
ゆすぐだけでは歯垢(プラーク:細菌のかたまり)は落ちないので、あくまで歯磨きを補う方法です。
洗口液を使うなら、アルコール無配合の低刺激タイプがおすすめです。
においで気持ち悪くなりにくく、粘膜への刺激も少ないので、成分表示を確認して選んでください。
うがいでもえずくときは、ひと口分の水を含んで顔を下に向け、ブクブクせずに前へ吐き出すだけでかまいません。
食後や就寝前など、こまめにうがいしてつわりを乗り切ってくださいね。
3. フロス・歯間ブラシとキシリトール100%のガムで補う
歯ブラシを口に入れると気持ち悪くなる場合は、フロスや歯間ブラシを使って汚れを取るとよいでしょう。
持ち手が付いている歯間ブラシは、フロスのようにお口の中に手を入れる必要がないため、気持ち悪さの軽減につながります。

必要に応じてサイズを調整すれば、歯ぐきへの負担が軽減されるので安心です。
ガムの香りが平気な方は、キシリトールガムを噛むのもお口の中の健康維持に役立つ方法です。
また、ガムを噛むことで唾液の分泌も増えるため、歯の再石灰化を促すメリットもあります。
選ぶ基準は「キシリトール100%・砂糖不使用」で、ガムが難しい方は歯磨きタブレットでもかまいません。
どちらも歯磨きの代わりではなく、磨けない時間帯を補うものと考えてください。
フロスの通し方は関連記事「フロスの使い方を歯科医が解説!1日1回で虫歯・口臭を防ぐコツと子どもへの使い方」で解説しています。

吐いた後の歯磨きは「すぐ磨かない」が基本

吐いた直後の口の中は胃酸で酸性に傾き、歯の表面がやわらかくなっています。
普段は中性に保たれている口の中が、嘔吐のたびに酸にさらされるためです。
これは吐いた後に限った話で、普段の食事のあとにまで当てはめる必要はありません。
吐いた直後はまず水で口をゆすぎ、落ち着いてからやさしく磨くのが基本です。
吐いた後にすることを、次の3つにまとめました。
- 吐いた直後はゴシゴシ磨かず水で口をゆすぐ
- 落ち着いてからやわらかめの歯ブラシとフッ素入りジェルでやさしく磨く
- 吐く回数が多い時期は胃酸で歯の表面が溶ける「酸蝕」に注意
この順番を知っているだけで、吐く回数が多い時期でも歯を守りやすくなりますよ。
1. 吐いた直後はゴシゴシ磨かず水で口をゆすぐ

吐いた直後は、歯ブラシを当てる前に水で数回口をゆすいで酸を流してください。
胃酸で歯の表面(エナメル質)がやわらかくなった状態で強くこすると、表面を削りやすいためです。
水をブクブクするのがつらければ、口に含んで出すだけでもかまいません。
何度も吐いた日は無理に磨かず、フロスだけで済ませる日があってもよいでしょう。

吐いた直後は磨くより先に、ひと口の水でゆすぐことから始めてくださいね!
2. 落ち着いてからやわらかめの歯ブラシとフッ素入りジェルでやさしく磨く

吐き気が落ち着き、口の中が唾液で中性に戻ってから、やわらかめの歯ブラシで力を入れずに小さく動かして磨きます。
目安は「30分程度置く」か「水でゆすいでから」です。
酸で弱った歯の表面は、フッ素(フッ化物)が再石灰化(元に戻る働き)を助けてくれます。
においがつらい方は、無香料のフッ素ジェルを少量、寝る前だけでも使ってみてください。
濃度は、6歳以上に推奨されている1500ppm程度のものを選ぶと安心です。
(出典:フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法|日本口腔衛生学会ほか4学会合同)
3. 吐く回数が多い時期は胃酸で歯の表面が溶ける「酸蝕」に注意
酸蝕(さんしょく)とは、酸によって歯の表面が少しずつ溶けることです。
嘔吐の回数が多い時期は歯が胃酸にさらされる回数も増え、前歯の裏側などが弱りやすくなります。
歯がしみる・先端が透けて見える・表面がざらつくといった変化がサインです。
気づいたら、つわりが落ち着いてからでよいので歯科で相談してください。
対策は上の1・2と同じで、「ゆすぐ」「すぐ磨かない」「フッ素を使う」の3つを行いましょう。
(出典:歯が溶ける!?「酸蝕症」とは?|公益社団法人神奈川県歯科医師会)
つわり中の上の子の仕上げ磨きと歯科受診の進め方


自分の歯磨きもつらいのに、上の子どもの仕上げ磨きまで手が回らない…
そんな声は、当院でも妊娠中の患者さんからよく聞きます。
仕上げ磨きは家族と分担し、自分がやる日は要点だけに絞れば、つわり中でもお子さんの歯を守れます。
進め方は次の3つです。
- 仕上げ磨きは夫や家族と分担する
- 自分でやる日は「奥歯と歯ぐきの境目」だけを短時間で
- つわりが落ち着いたら妊婦歯科健診でチェックとクリーニング
ご自身の歯も、つわりが落ち着いたら妊婦歯科健診でまとめて見てもらえますよ。
治療の可否や週数ごとの目安は、関連記事「妊娠中に歯医者に行くべき3つの理由|治療の安全性と週数別の目安を解説」にまとめています。

1. 仕上げ磨きは夫や家族と分担する

つわり中は子どもの口に顔を近づけるだけでもつらいので、夜の仕上げ磨きはパートナーや同居の家族に任せてかまいません。
分担のコツは、やり方を一度いっしょに見て共有することと、「夜はパパ」のように担当の時間を決めることです。
自己流にならないよう、磨く順番と持ち方をそろえておくと引き継ぎがスムーズです。
平日は難しければ、週末だけでも代わってもらうと体も気持ちも楽になります。
家族に共有する手順書として、あわせて関連記事「【仕上げ磨きのやり方】生後6カ月・3歳・6歳ごとの磨き方と5つの対処法とは?」もご覧ください。


パパの仕上げ磨きはお子さんが喜ぶことも多いので、この機会に家族の習慣にしてしまいましょう!
2. 自分でやる日は「奥歯と歯ぐきの境目」だけを短時間で
分担できない日は全部磨こうとせず、奥歯のかみ合わせ・歯と歯ぐきの境目・歯と歯の間の3か所に絞ります。
虫歯になりやすい場所を押さえておけば、1〜2分の仕上げ磨きでも守れる部分は大きいです。
お子さんを寝かせた姿勢で磨くと、自分が前かがみにならずに済み、吐き気が出にくくなります。
子どもの自分磨きを見守る日をつくり、仕上げは「チェックだけ」にする日があってもかまいません。
磨けなかった日は、寝る前に水で口をゆすぐか、キシリトールのタブレットで補ってください。
仕上げ磨きを続ける年齢に決まりはありませんが、坂井歯科医院では小学校を卒業する12歳までを推奨しています。
3. つわりが落ち着いたら妊婦歯科健診でチェックとクリーニング

つわりが落ち着いた安定期(妊娠中期)に、妊婦歯科健診(妊婦歯科健康診査)でチェックとクリーニングを受けてください。
歯医者では歯のクリーニング以外でも、汚れがつきやすい場所や普段のケアに関するアドバイスをしてもらえます。
万が一、虫歯や歯周病が発見された場合、早期であれば進行する前に治療できます。
寝屋川市の場合、母子健康手帳の交付時に受診票をもらえ、妊娠中に1回、問診・口腔内検査・歯面清掃・指導を無料で受けられる制度です。
自治体ごとに内容が違うので、母子健康手帳と一緒にもらった案内を確認してみてください。

つわりの時期は口内環境が悪化しやすいので、体調が安定したら歯医者でケアしてくださいね!

坂井歯科医院も寝屋川市の妊婦歯科健診の実施医療機関なので、受診票を持ってお越しくださいね!
(出典:妊婦歯科健康診査|寝屋川市)
つわり中の歯磨きに関するよくある質問

歯磨きがつらいつわりはいつまで続きますか?
妊娠初期がピークで、安定期に入るころには落ち着く方が多いです。
厚生労働省の資料では、つわりは妊娠5〜6週ごろから出現し、12週ごろには消失していく場合が多いとされています。
ピークの時期は吐き気が強くなり嘔吐しやすく、歯磨きが難しくなる方も少なくありません。
早い方は妊娠に気づく前から、歯ブラシを口に入れるだけで吐き気が現れる場合があります。
ただし個人差が大きく、出産まで続く方もいるので、あくまで目安と考えてください。
長引くときこそ、「寝る前の1回」と「水でゆすぐ」の最低ラインで乗り切りましょう。

この時期にしっかりとケアできないと、虫歯や歯周病などの口内トラブルのリスクが高まるため要注意です。
(出典:つわり|母性健康管理に関する用語辞典|厚生労働省 働く女性の心とからだの応援サイト)
磨けない日が続くと虫歯や歯ぐきの腫れになりますか?
なりやすくなりますが、数日磨けなかっただけで、すぐに穴があくわけではありません。
妊娠中は唾液がねばつきやすくなり、汚れを洗い流す働きが落ちます。
妊娠すると女性ホルモンが増加し、それを利用する一部の歯周病菌が増えて、歯茎の腫れや出血が起こりやすくなります(妊娠性歯肉炎)。
歯周病が進行すると、早産や低体重児出産のリスクが上がるという報告もあり、注意が必要です。
歯の痛みや治療は関連記事「妊娠中に歯が痛くなる5つの原因!起こりやすい歯のトラブルや治療前の対処法も紹介」で詳しく紹介しています。

(出典:妊婦の歯周疾患と早産・低体重児出産|日本歯周病学会会誌)
妊娠していないのに急に歯磨きでえずくようになったのはなぜ?
嘔吐反射の個人差に加え、疲れやストレス、胃腸の不調、舌の奥まで磨きすぎる癖などが考えられます。
嘔吐反射は誰にでもある防御反応ですが、体調や磨き方しだいで急に出やすくなる場合があるためです。
歯磨きのコツは妊娠中と同じで、小さいヘッド・顔を下に向ける・奥を長く磨かないの3つが参考になります。
歯磨き以外の場面でも吐き気が続く、体重が減るといった変化があれば、内科で相談してください。
【まとめ】つわり中の歯磨きは「吐かない工夫」と「寝る前の1回」で乗り切ろう

つわり中の歯磨きは、「吐かない工夫」で磨ける日を増やし、磨けない日は「寝る前の1回」と「水でゆすぐ」を守るのが大切です。
吐き気を感じるときは、ヘッドの小さい歯ブラシに変えたり、顔を下に向けたりするなどの工夫をしてみてください。
つわりで歯磨きが難しい場合は、体調が安定したら妊婦歯科健診を使って歯医者でクリーニングを受けるのがおすすめです。
坂井歯科医院では、妊娠中の歯のケアの相談から上のお子さんの仕上げ磨きのアドバイスまで、ご家族でお受けしています。

つわりが落ち着いたら、受診票を持ってお子さんと一緒にお越しくださいね!


コメント