
子どもの歯ブラシを使って、仕上げ磨きしていいのかな?

歯医者さんが薦める仕上げ磨き用歯ブラシを知りたい!

子どもが嫌がってなかなか仕上げ磨きができない…
仕上げ磨きをするときは、子どもの歯ブラシだけでは汚れを落としきれないため、仕上げ磨き用歯ブラシを用意するのがおすすめです。
仕上げ磨きできれいに磨くためには、歯ブラシの選び方も大事なポイントです。
本記事では、年齢ごとの仕上げ磨き用歯ブラシの選び方やスムーズに行うためのコツなどを解説します。
子どもに合った仕上げ磨き用歯ブラシを選ぶと、歯磨き中に感じる痛みや不快感も少なくなりますよ。

子どもの歯磨きに対してしっかり向き合いたい方は、ぜひ参考にしてください。
仕上げ磨き用の歯ブラシを用意するべき理由


子ども用の歯ブラシでそのまま仕上げ磨きするのは、どうしてダメなの?
仕上げ磨き用歯ブラシが必要な理由は、大人が動かしやすい形状のものを使って、確実に汚れを落とすためです。
子ども用歯ブラシは、転倒したときの事故を防ぐためにネックが「太く短く」設計されています。
一方で、大人が使うと「奥まで毛先が届きにくい」「歯ブラシが動かしづらい」などが弱点になります。
無理に動かそうとして歯ぐきが傷つくと、子どもが痛みを感じ、歯磨きを嫌がる原因になりかねません。
大人がコントロールしやすい専用の歯ブラシを使うと、効率よく汚れを落とせるだけではなく、子どものストレス軽減にもつながります。
仕上げ磨き用歯ブラシ|3つの特徴と選び方

仕上げ磨き用歯ブラシを選ぶときは、価格や見た目も大切ですが、機能性も重要です。
- 奥まで届きやすい「コンパクトなヘッド」
- デリケートな歯ぐきにも優しい「柔らかめの毛先」
- 大人が扱いやすい「長めの持ち手」
道具の力を借りて、毎日の歯磨きタイムを楽にしていきましょう。
1. 奥まで届きやすい「コンパクトなヘッド」
仕上げ磨きをスムーズに進めるなら、ヘッドの小さなものを選びましょう。
子どものお口の中は、大人が想像している以上に狭くてデリケートです。
大きなヘッドの歯ブラシを口の奥までいれると、子どもが苦しくてえずく場合もあります。
小回りのきくコンパクトなヘッドなら、狭いお口の中でも動かしやすいので、虫歯リスクの高い奥歯の裏側や溝にも毛先が届くでしょう。

効率的に汚れを落とせると、歯磨きの時間が短くなり、子どもへの負担も少なくなるのがメリットです。
2. デリケートな歯ぐきにも優しい「柔らかめの毛先」
仕上げ磨き用歯磨きを選ぶ際、毛先の柔らかさを確認するのもポイントです。
子どもが歯みがきを嫌がる理由のひとつに、「痛み」があります。
しっかり汚れを落とそうとすると、誰でも力が入りやすくなります。
デリケートな歯ぐきに当たっても刺激が少なく、痛みも和らげてくれる柔らかめの毛がおすすめです。
痛みが軽減すれば、子どもも身構えずに安心してお口を開けてくれるようになります。

痛くない歯磨きを続けていくと、仕上げ磨きの習慣も身に付くでしょう。
3. 大人が扱いやすい「長めの持ち手」
仕上げ磨きを無理なく続けるためには、大人の使いやすさも大切です。
柄が長めの歯ブラシは、鉛筆を持つように余計な力を入れずに握れ、口の中でも動かしやすいでしょう。
さらに、ネックに角度がついた傾斜ヘッドなら、見えにくい場所までブラシも届きやすくなります。

大人でも扱いやすい歯ブラシなら、歯磨きの時間にも心の余裕が生まれますよ。
【年齢別】仕上げ磨きにおすすめの歯ブラシ5選

仕上げ磨き用のおすすめ歯ブラシを年齢別に5つ紹介します。
【0~2歳用】
- 1.WAKODO|ベビー歯ブラシ 仕上げみがき用
- 2.エジソンママ|仕上げ歯ブラシプレミアムすごふわ
【3歳~用】
- 3.Oral Care|マミー17
- 4.Pigeon|仕上げ専用歯ブラシ
- 5.Ciメディカル|Ci602 仕上げ磨き用 リサとガスパール

子どもの成長段階に合った一本を選べば、毎日の仕上げ磨きを安心して続けられます。
【0~2歳】仕上げ磨きデビューにぴったりの歯ブラシ
1.WAKODO|ベビー歯ブラシ 仕上げみがき用

画像引用:WAKODO
WAKODOのベビー歯ブラシは、360度ブラシがついており、どの角度からでも磨けるのが特徴です。
歯磨きに慣れていない赤ちゃんは、顔を背けたり動いたりとじっとしていられません。
そんなときでも、この歯ブラシなら手首を返さずに効率よく磨けます。
また、1万本以上のふわふわな極細毛がデリケートな歯ぐきを優しく包み込むので、痛みを感じにくいのもうれしいポイント。
安定感のある六角形のハンドルで大人でも扱いやすく、仕上げ磨きデビューの心強い味方になります。
2.エジソンママ|仕上げ歯ブラシプレミアムすごふわ

画像引用:エジソンママ
エジソンママの仕上げ歯ブラシプレミアムは、0.07mmの超極細毛が歯ぐきにふわっと当たるため、力が入りすぎても痛みを感じにくい歯ブラシです。
独自のハート形ヘッドは、歯の表面にピタッとフィットします。
太めで握りやすいハンドルは、裏側の溝が指の支えになるので、濡れた手でも滑りにくくなります。
【3歳~】口の奥まで届きやすい仕上げ磨き用歯ブラシ
3.Oral Care|マミー17

画像引用:Oral Care 公式HP
Oral Careのマミー17は、子どもの小さなお口でも動かしやすいよう、コンパクトなヘッド形状が採用されています。
また、持ち手が長く設計されているため、余計な力を入れずに汚れをかき出せるのも特徴です。
ブラシの硬さはS(ソフト)とM(ミディアム)の2種類があり、以下の方におすすめです。
- S(ソフト):痛みのない快適なケアをしてあげたい
- M(ミディアム):ネバネバしたプラークを落としたい
子どものお口の状態に合わせて選び、効率的に仕上げ磨きを行いましょう。
4.Pigeon|仕上げ専用歯ブラシ

画像引用:Pigeon
Pigeonの仕上げ専用歯ブラシは、歯科医と共同開発してできた歯ブラシです。
特徴は、実際の治療現場で使われている器具をヒントにしたカーブネック。
角度があるおかげで、磨きにくい奥歯の溝や裏側にも毛先が届きやすくなります。
また、持ち手には滑り止め加工が施された八角形グリップを採用しています。

大人の手にもフィットするので、力加減を調整しながら磨けますよ。
5.Ciメディカル|Ci602 仕上げ磨き用 リサとガスパール

画像引用:Ciメディカル
CiメディカルのCi602は、小さなお口にも入りやすいスモールヘッド設計で、奥歯や歯と歯ぐきの境目まで磨きやすいのがポイントです。
毛丈短め+柄長めで、仕上げ磨きしやすい構造です。

キャラクターがデザインされており、子どもも歯ブラシに興味を持つきっかけになりますよ。
慣れない仕上げ磨きでも安定して磨きやすいため、歯が生え始めたころから、丁寧にケアしたいと考えている保護者におすすめの歯ブラシです。
【歯ブラシ以外】仕上げ磨きに役立つアイテム4選

歯ブラシに加えて、以下のような仕上げ磨きをサポートするアイテムを活用すると、より効率よくお口のケアができます。
- フッ素入りの歯磨き粉やジェル|虫歯予防の効果が期待できる
- 口の中を見るためのミラー|磨き残しのチェックに
- フロスや歯間ブラシ|歯ブラシでは届かない部分に
- ガーゼ|歯磨きデビュー前のケアに

それぞれの特徴を知り、子どもの年齢や歯並びに合わせて取り入れてみてください。
フッ素入りの歯磨き粉やジェル|虫歯予防をサポートする
フッ素には、虫歯の原因となる酸に負けにくい歯をつくり、初期の虫歯を元に戻そうとする働き(再石灰化)があります。
仕上げ磨きの際に、フッ素入りの歯磨き粉やジェルを取り入れると、虫歯予防のサポートになります。
年齢別のフッ素の量は、以下の表を参考にしてください。

ただし、赤ちゃんはうがいができないため、歯磨き粉を無理に使う必要はありません。

使い方に不安がある場合、歯科医院で子どもに合った方法を相談するのがおすすめです。
フッ素以外の乳歯の虫歯予防の方法を知りたい方は、「【放置はNG】乳歯の虫歯ができる4つの原因|簡単にできる予防法も解説!」でも解説しているのでご覧ください。

口の中を見るためのミラー|磨き残しのチェックに
ミラーは、奥歯の後ろや歯の裏側など、見えにくい部分の汚れを確認するのに役立つアイテムです。
とくに奥歯は溝が深く、仕上げ磨きをしていても汚れが残りやすい場所ですが、ミラーを使うと目で確認しながらケアできます。
照明付きのタイプを使えば、暗くて見えにくい口の奥まで光が届き、細かな汚れまで確認しやすくなります。

「汚れが落ちているかわからない」をなくし、仕上げ磨きの精度を上げていきましょう。
フロスや歯間ブラシ|歯ブラシでは届かない部分に

フロスや歯間ブラシを使うと、歯ブラシだけでは落としきれない汚れまでケアできます。
歯と歯の間は毛先が入りにくく、仕上げ磨きをしても汚れが残りやすいため、十分に磨ききれないことがあります。
子ども用フロスなら乳歯のすき間が狭くても通しやすく、奥歯や段差のある部分は歯間ブラシを併用するとよりきれいになるでしょう。

毎食後でなくても、夜の仕上げ磨きの際に補助的に取り入れると安心です。
ガーゼ|歯磨きデビュー前のケアに
ガーゼは、歯磨きを始める前の口腔ケアとして取り入れやすいアイテムです。
生後まもない時期でも使いやすく、口の中をやさしく拭き取れるため、赤ちゃんへの負担も減らせます。

ミルクの残りや汚れをガーゼでさっと拭くだけでも、口の中を清潔に保ちやすくなります。
歯が生える前から口の中に触れる習慣をつけると、歯磨きを始める際の抵抗感も軽減するでしょう。
仕上げ磨きをスムーズに行うための3つのコツ

仕上げ磨きをスムーズに行うために、以下の3点を試してみてください。
- 寝かせ磨きを正しく行う
- 毎日少しずつでも継続する
- 絵本やアプリを活用する

この3つを意識して、仕上げ磨きの負担を減らしていきましょう。
1.寝かせ磨きを正しく行う

仕上げ磨きをしやすくするためには、寝かせ磨きを正しく行うことが大切です。
まずは子どもの頭を軽く固定し、唇をそっと押し上げて歯が見える位置を確保しましょう。
保護者の視点から見えやすい角度になるので、磨いている場所がよくわかります。
歯ブラシは鉛筆持ちで握り、ほほに手を添えて安定させながら、毛先を歯に直角に当てるのがポイントです。

毛先が広がらない程度の力で1〜2本ずつ小刻みに動かして磨くことで、仕上げ磨きをスムーズに進められます。
2.毎日少しずつでも継続する
仕上げ磨きは、1回を完璧にするより、毎日続けることが大切です。
子どもの機嫌が悪い日は、汚れの溜まりやすい場所だけをサッと磨いて切り上げてもかまいません。
無理に最後までやり通して歯磨きを嫌な時間にするより、短時間でも笑顔で終わる方が習慣化につながります。
まずは、「歯磨きをしない日は作らない」という気持ちで、仕上げ磨きを続けましょう。
3.絵本やアプリを活用する
仕上げ磨きをスムーズに進めるには、「これから何をするか」を子どもに楽しく伝えることが大切です。
歯磨きに関する絵本を読んであげると、「お口の中でばい菌をやっつける」というイメージが子どもの中で膨らみ、仕上げ磨きを受け入れやすくなります。

音や映像で楽しみ歯磨きできる歯磨きアプリもおすすめです。
歯磨きアプリには、「ポケモンスマイル」や「はみがき勇者」などがあるので活用してみてくださいね。
親子でコミュニケーションを取りながら、歯磨きを楽しい時間にしましょう。
仕上げ磨きのやり方について詳しく知りたい方は、「【仕上げ磨きのやり方】生後6カ月・3歳・6歳ごとの磨き方と5つの対処法とは?」もご覧ください。

仕上げ磨きに関するよくある質問

Q1.仕上げ磨きは一日何回くらいするのが理想ですか?
仕上げ磨きの理想は、一日2〜3回です。
とくに就寝中は唾液の分泌が減り細菌が増えやすいため、夜の仕上げ磨きは丁寧に行いましょう。
また、一日1回はフロスや歯間ブラシを併用すると、歯ブラシでは届かない汚れも落とせます。

保育園に通っていて、日中に行うのが難しい場合は、朝と夜の歯ブラシでしっかり汚れを落としましょう。
Q2.仕上げ磨きは何歳まで行えばいいですか?
日本歯科医師会では小学校2年生ごろまでの仕上げ磨きを目安としていますが、坂井歯科医院では10~12歳ごろまでの継続を推奨しています。
この時期は、一生使う永久歯が生えそろうタイミングです。
生えたばかりの永久歯は歯質が柔らかく、虫歯になりやすいという弱点があります。
一方で、10~12歳ごろの子どもでも、手先の細やかな動きは未熟な場合が多いです。
奥歯の溝や歯と歯の間など、汚れのたまりやすい場所まで完璧に磨ききるのは難しいでしょう。

自分で磨こうとする子どもの気持ちを尊重しつつ、最後は大人が磨き残しのチェックを行ってくださいね。
引用元:日本歯科医師会|朝昼晩
仕上げ磨きを卒業するステップが知りたい方は、「仕上げ磨きはいつまで?卒業までの5ステップやタイミングの見極め方を徹底解説!」で解説しているのでご覧ください。

仕上げ磨き用の歯ブラシで子どもの歯の健康を守ろう!

子どもの歯磨きだけでは汚れが残りやすいため、仕上げ磨き用の歯ブラシでサポートが必要です。
ヘッドの大きさや毛の硬さなど、年齢に合った歯ブラシを見つければ、磨きやすさが向上します。
仕上げ磨きは子どもの歯を磨くだけでなく、親子のスキンシップにもなるので、楽しみながら毎日続けましょう。
坂井歯科では、仕上げ磨き用歯ブラシの選び方や正しい使い方についてもご相談いただけますので、お気軽にご来院ください。

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