〒572-0084 寝屋川市香里南之町16-15 JAビル3F

L.ロイテリ菌

ラクトバチルス・ロイテリ菌(Lactobacillus reuteri)については、歯科関係者の間では知らぬ者はいない程に有名な菌です。なぜならば、健康な動物の腸にはL.ロイテリ菌が定着しているのを科学者が発見したからです。

タブレットなどで口腔内にL.ロイテリ菌を定着させると、虫歯や歯周病菌の繁殖を抑制させる効果も期待されるとしています。

今回のテーマは歯周病の抑制効果が期待出来る“バクテリアセラピー”についてのお話しをしたいと思います。

L.ロイテリ菌については、バイオガイアジャパンのHPをご参照下さい。

・・・・・・・・・・

歯周病は口腔内の細菌が大きく関与しており、口の中の細菌叢のバランスが崩れた時に起こる事はよく知られています。丁寧なブラッシングで改善する事もありますが、ほとんどの場合で歯石を取るなどの治療が必要となります。

厄介なのが、一旦は炎症が落ち着いたとしても、その後で何度も歯周病が再発してしまう場合が多い事です。歯周病菌は口腔内に留まらず、細菌が血管に入り込み全身にばらまかれてしまうが起こります。

歯周病を完治させる事が出来ればどんなに素晴らしいか。恐らくそれが出来れば人類の平均寿命はきっと上がるでしょう。

歯周病に対するアプローチは「ブラッシング」と「歯石の除去」が中心となりますが、それだけでは歯周病の再発を免れる事は難しく、何度も再発する場合が多い。特にお口の中の細菌叢が悪玉菌中心の環境となっている場合は、少し気を抜くとあっという間に歯ぐきが腫れてきます。

そこでお勧めしたいのがバクテリアセラピーと呼ばれる“菌活”です。

当院のブログでも以前に取り上げた事があるのですが、要は腸内細菌を整えるために「ヒト由来の乳酸菌・ロイテリ菌」を摂取しましょうという物です。ご興味のある方は検索エンジンで調べてみて下さい。該当するタブレットなどがヒットすると思います。

自分達はL.ロイテリ菌を研究している者ではないので、ロイテリ菌の歯周病に対する効果を科学的に説明する事は文献に目を通した範囲でしか出来ませんが、確実に言える事は、歯周病治療とセットでL.ロイテリ菌が含まれるタブレットを処方すると口腔内の環境が良くなったという事です。

世間には様々な歯周病の改善方法が紹介されていますが、その中でも日常的にL.ロイテリ菌が含まれるタブレットを摂取するという行動は、多く歯科医師や歯科衛生士が自発的におこなっています(全員ではないですが)。

朝起きた時のベタつきのない爽やかな口腔内を手に入れる為に、日常的な丁寧なブラッシングとメンテナンスクリーニング、そしてL.ロイテリ菌を用いた菌活を取り入れてみては如何でしょう。

毎日の事で、若干コストもかかるので、ご自身でもよく調べられてから始めたい方は始める事をお勧め致します。

コメント

  1. 藤田和美 より:

    ミント以外の味も、つくって下さい。味がなくても良いし、兎に角、物心が付いた時から、ミント味は口に出来ません。だから、ガムも食べられ無いのです。是非、ミント以外の物も宜しくお願い致します。m(_ _;)m  1ヶ月チョット前よりヨーグルトを毎日食べています、が、1日2個くらい食べるので、高く付きます。主婦の年金では、少々きついです。

    • 坂井秀明 より:

      コメントありがとうございます。確かに味のバリエーションは少ないですね(^_^;)。私が開発に携わっておればそのような提言も出来るのでしょうが、なにぶん一開業医ですので、力不足は否めず、ご期待には添えないでしょう・・・。

  2. もちこ より:

    はじめまして、興味深く拝見いたしました。
    現在3歳3ヶ月になる我が子に出産直後(産院に居る時)から3歳過ぎまで、欠かすことなく与えてきました。(はじめはスポイトであげる液体タイプ、成長してからはタブレットタイプ)
    ここ1ヶ月半くらい、きらしたまま中断しております。
    もう娘の口腔内には定着しているのだろうか?と期待しているのですが、どうなのでしょうか?
    また、ロイテリ菌中断したときから、L8020乳酸菌のマウスウォッシュをはじめました。
    現在虫歯ゼロ、口臭なしです。
    私が虫歯リスクがとても高いと自覚しております。
    昔ですので、母が咀嚼したものを与えられていた記憶がしっかりあります。
    娘には虫歯で困ってほしくない思いでいます。
    先生の見解をお聞かせ願えたらありがたいです。

タイトルとURLをコピーしました