いびきの治療は歯医者さん?

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オミクロン株への警戒

こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。

新型コロナウイルス感染症が日本国内では落ち着きをみせていて少し安心できる日々が続いていたのも束の間、世界各国ではオミクロン株が流行し始めています。

日本でもオミクロン株に感染した人が続々と発表されるなどオミクロン株に対して警戒が高まってきていますが、私たちも気を緩めずに感染対策をしっかりと行っていかなければなりません。

現在の私は熱が出たり風邪をひいたりなど体調を崩すことは滅多にありませんし、インフルエンザに罹ったことも人生で一度もなく、健康に過ごすことができていますが、社会人になりたてのときは自分自身で健康管理がきちんと行えなくて体調を崩したことが幾度となくあります。

体調管理で気をつける事はふたつ

私はあるふたつの生活習慣に気をつけるようになったことで健康に過ごすことができるようになったのですが、そのふたつとは「よく食べること」と「よく寝ることです。

特に私にとって寝ることはとても重要で少しでも睡眠不足になってしまうとたちまち体調を崩してしまうことに気がつき、睡眠不足に決してならないように今でも気をつけて生活しています。

寝るときの環境も私にとって重要で騒がしいと眠れなかったり眠りが浅くなったりしてしまうので、いびきをかく人とは同室で眠ることができないほど睡眠に神経質なのですが、主人は深酒をするといびきをかいて眠るのでそのときは別室で寝ます。(笑)

今回は「いびき」について深掘りします

今回はそんな「いびき」についてなのですが、寝ているときの「いびき」は歯ぎしりと同じように自分自身ではなかなか気づきにくく家族に指摘されることで自分がいびきをかいていることを知った人も多いことでしょう。

最近では寝ているときの睡眠状態を確認することができるスマホアプリなどもあり、そういったツールを使用することでいびきをかいているか確認することもできるようです。

いびきは一緒に寝ている家族にとっても深刻な問題で、自分自身も治したいと思っている人が多いでしょうし、近年いびきの背景にある大きな病気にも目を向けられてきています。

いびきは病気が原因の場合も

いびきは喉の気道が狭くなることで呼吸音が共鳴している音であり、肥満の人は喉の気道が狭くなっているので仰向けに寝ると無意識に舌が喉のほうに落ちてしまいさらに気道が狭くなってしまいますし、顎が小さい人も舌が喉の奥に落ちやすくいびきをかきやすいです。

舌が喉の奥に落ちてしまい気道を塞いでしまうことを舌根沈下と言うのですが、この舌根沈下がいびきの一番の原因だと言われていて、いびきはただうるさいだけでなく睡眠時無呼吸症候群という怖い病気が潜んでいるサインでもあって、睡眠時無呼吸症候群とは呼吸障害を引き起こす病気です。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に舌根沈下が起こり何度も呼吸が止まる病気で、呼吸が止まるという症状が起こると呼吸が苦しくなって頻繁に目が覚めてしまいます。

睡眠が阻害されるために慢性的な睡眠不足を引き起こしてしまい、例えば昼間に集中力が低下して仕事などに支障が出たり、日中ひどい眠気に襲われて運転中に事故を起こしたりなど昼間の活動に支障が出てしまうこともあります。

睡眠不足は脳や心臓への負担が大きい

それだけでなく睡眠が不足すると身体の酸素が不足して脳や心臓に負担がかかったり、高血圧や心臓病のリスクが高くなったりするなど身体への悪影響も心配されます。

舌根沈下が毎晩起こっていると舌の側面に歯型の跡がつくという症状がよく見られるので、患者さんの舌の状態を確認することが舌根沈下の判断材料のひとつになります。

いびきはスリープスプリントで対策

歯科医院で行うことができる治療に「スリープスプリント」があるのですが、寝るときに装着するマウスピースで強制的に下顎を少し前に出して舌根沈下を防ぎ呼吸が楽に行えるように手助けする装置です。

いびきは慢性的な症状ですので完治を目指そうと思うと医科での手術などが必要になる場合もあり、このスリープスプリントは舌根沈下を防ぐことでいびきを軽減させることが目的であります。

医科と連携している歯科医院であれば保険適用で診療している専門の医療機関もありますし、坂井歯科医院では自費診療でスリープスプリント(1セット¥66,000-税込)を扱っており、いびきで悩んでいる患者さんは是非ご相談にいらしてください。

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