なぜ歯医者に行かなければならないのか

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こんにちは、坂井歯科医院の今道です。

4月を迎え新年度が始まり、坂井歯科医院にも新入社員が入って来ました。

甥っ子も4月から小学1年生になり、新たなスタートに胸を躍らせています。

 

春休みの思い出作りに友だち家族とキャンプに行き、大自然の中で体を動かし、美味しいお肉を食べて、たくさん遊び、いい思い出ができました。

 

毎日頑張って働いて、休日になると家族サービスしてくれるお父さん、今回はそんなお父さんに関するブログです。

 

46歳男性、ヒデさん(仮名)(※ブログの題材にすることは了承いただいています。)

主訴は「歯がおかしいような気がする」

 

〜初診コンサル〜

「自覚症状はなく、疲れた時などに歯茎が浮いた感じがします。ネットなどで調べると歯周病と書いてあったのですが、歯磨きもしているし歯周病ではないと思うのです。」と真剣な眼差しで私を見ながらおっしゃいました。

表情から、とても悩んでいることが伺えました。

 

「恥ずかしい話ですが、最近娘が私を避けるようになって寂しく思っています。

話しかけても返事をしてくれなかったり、別の部屋に移動したり、コミュニケーションを取ろうとしても離れてしまうのです。」

 

その原因を奥様が娘さんに聞いたら、お父さんは口がくさいから話したくないとのことでした。

 

「そのことを妻から聞いた時はショックが大きくて、落ち込みました。ずっと仕事が忙しく、歯磨きを疎かになっていたのは事実ですが、自分で口臭は感じないし、指摘されてからは歯磨きも一生懸命頑張っていますが、娘の態度は変らないままです。」

 

毎日毎日、上司に嫌味を言われながらも、汗を流して働いて、夜遅くまで付き合いの飲み会に参加し、家族のために頑張っているので、なかなか歯医者に行く時間が取れなかったことも話してくれました。

 

〜検査〜

レントゲンを撮り、歯周ポケット検査をすると歯周病にかかっていることが分かり、それが口臭の原因とも考えられ、歯周病は歯医者で治療を受けなければ治らないことをお伝えしました。

 

ヒデさんは、歯周病ではないと思っていたし、歯磨きをすれば歯周病は治ると思っていたので、とても驚いた様子でしたが、きちんと治療を受けて歯周病を治し、以前のように娘と仲良くしたいと意気込んでくれました。

 

〜歯周病治療の開始〜

歯周病治療で行うことは、主にプラークコントロール歯石とりPMTCです。

プラークコントロールとは、バイ菌の塊である汚れを歯ブラシやフロス、歯間ブラシを使い除去することであり、そのために歯の磨き方の指導を行います。

 

毎日ただ歯を磨くのではなく、きちんと汚れを落とすことが大切で、歯周病治療の要となる部分です。

プラークコントロールができれば、歯茎の腫れや浮いた感じは改善されます。

 

バイ菌の塊が結束し固まってしまったのが歯石で、歯石はバイ菌の住みかとなり、歯石を放っておくと歯周病の原因になるため、歯石とりを行います。

歯石は1回で全てを取り除くことは難しく、数回に分けて少しずつお取りします。

 

PMTCは歯の表面を機械で磨くことで、歯がツルツルになり汚れを付きにくくします。

汚れが付きにくくなることでプラークコントロールもしやすくなり、虫歯、歯周病も予防することができます。

 

歯周病治療は回数がかかりますが、中断してしまうとせっかく治療しても元の状態に戻ってしまうため、再度治療を開始する時には最初からのスタートになってしまい、治療期間はさらに長くなり、治療費も再度かかってしまいます。

 

長期間中断してしまった場合は歯周病がさらに悪化していることが予測され、最悪歯を抜かなければならないケースもあります。

 

ヒデさんは歯周病治療を中断することなく通っていただいたことで、お口の中の状態を良くすることができ、今後歯周病が再発しないよう定期的なメインテナンスを受けていただくことになりました。

 

「歯磨きをしていれば歯周病にかかることはないと思っていたし、自分は歯周病ではないと思っていたので、今回しっかり治療を受けることができてよかったです。娘とも少しずつですが、前のように話すことができています!

今までは仕事が忙しいことを理由に歯医者へ行くことを後回しにしてしまっていたのですが、これからは自分の歯を大切にするために歯医者に通います!!」

 

とても有り難いお言葉をいただき嬉しい気持ちになり、私たちが仕事をしていて一番喜びを感じる瞬間です。

 

仕事が忙しいこと理由に歯磨きを怠り、歯医者に定期的に受診をしていない、そこのお父さん!!

このままでは大好きな娘さんに話してもらえなくなるかも知れませんよ!

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