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困った…妊娠中なのに歯が痛い!

妊娠前後の歯科治療

いつ何が起こるかわからない

 こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。今年も台風の季節がやってきて、先日は特別警戒級の超大型台風10号が沖縄地方から九州地方に向けて過ぎ去って行きました。

 忘れもしない2年前の9月4日、大型の台風21号は非常に強い勢力で日本に上陸し、大阪でも強烈な暴風、高潮により今までに感じたことがない恐怖を味わいました。ニュースを見ているとあのときの記憶が蘇るようで不安に感じましたし、ひとりでも多くの人が安全な場所や空間を確保でき、少しでも安心して過ごせることを願いました。

 九州地方に住んでいる友人に話を聞くと、台風が近づく前日には多くの人がスーパーに駆け込み食料や水、ガスボンベ、乾電池、養生テープなどが欠品になり、スーパーの棚は空になっていたそうです。

 災害はいつ起こるか予想はできず、常日頃から災害用グッズなどを準備しておかないといけないなと改めて感じさせられましたし、身の回りで困ったことがあってもすぐに行動できるように事前に色々なことを調べておくことも必要です。

 みなさまもお口のことで困ってどうすればいいのか分からない!というような経験をされたことはありませんでしょうか?今回はそんなお口のことで困った!!エピソードを4つのシリーズでお伝えしたいと思います。

 最初の困ったエピソードは「妊娠中なのに歯が痛い!」です。

痛みを我慢するのはNG

 妊娠中はお腹の赤ちゃんへの影響を考えると歯医者に行くことを躊躇ってしまう妊婦さんも多いのではないでしょうか。歯が痛いにも関わらず歯医者へ行くことを躊躇してしまうと、痛みを我慢することや歯の痛みで食べられず栄養不足になること、精神的に不安定になってしまうことのほうがお腹の赤ちゃんには悪影響な場合があります。

妊娠初期は予想外の事が起こりやすい

 妊娠中は悪阻によりハミガキが困難になる妊婦さんもいらっしゃいますし、嘔吐することでお口の中が酸性に傾き、虫歯になるリスクは高くなり、虫歯が進行することで痛みを伴うことも少なくはありません。妊娠中は唾液の分泌量が減少しますし、女性ホルモンを栄養源とする歯周病菌が増えることで歯周病のリスクも高くなり、歯周病菌が原因で低体重児や早産のリスクも高くなるのです。

 妊娠初期は悪阻や体調が不安定な場合が多く、お腹の赤ちゃんの様々な器官ができてくる時期ですので薬の影響などを考えると避けられる歯科治療は避けるほうがよいでしょう。

 妊娠後期は出産による治療の中断が考えられますし、お腹も大きくなり自由に体を動かすことができない仰向けに寝た体勢ではお腹の血管を圧迫することもありますので歯科治療を避けたほうがよいと考えられます。

妊娠中期の歯科治療はOK

 妊娠中に治療をするとなると妊娠中期にあたる妊娠5〜7ヶ月の安定期に行うことが望ましく、安定期は通常の歯科治療のほとんどが可能で一部の抗生物質や鎮痛剤が歯科医師の指示の下で服薬できますし、局所麻酔の使用やレントゲンを撮影することもできますので安心して歯科治療を受けることができます。

 赤ちゃんの歯はお母さんのお腹の中にいるときにすでに形成されていて、妊娠7週目ころには赤ちゃんに歯胚といわれる歯の芽のようなものが出来始めます。そして妊娠4ヶ月から6ヶ月ころには歯胚が少しずつ硬い組織に変わっていき、乳歯の元になります。

 赤ちゃんの乳歯の元になる歯胚の健やかな成長にはお母さんのバランスの良い食生活やお口の中の健康が重要でありますので、生まれてくる赤ちゃんに丈夫で健康な歯をプレゼントできるよう、お母さんのお口の環境を整えておきましょう。

時期に関わらず何かあれば歯科の受診を

 妊婦さんのお口の中の環境とお腹の赤ちゃんには深く関わりがあり、痛みが伴う場合は緊急性を要しますので、妊娠前期、後期であっても応急的な処置は可能ですのでご自身の判断で痛み止めなどを服用するのではなく、早めに歯医者を受診し歯科医師にご相談ください。

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