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新たに保険適用されたチタンクラウン

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こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。

新型コロナウイルス感染症の国内で初めて確認されてから1年が経過しましたが勢いはとどまることなく全国で感染が広がっており、大阪を含む11都府県に2回目の緊急事態宣言が発令されています。

この1年で新型コロナウイルスに感染しない、感染させないために様々な対策が取られていて、手洗いと手指のアルコール消毒、マスクの着用は当たり前になり新しい生活様式のひとつになりました。

新型コロナウイルス感染症は猛威をふるっていますが、毎年感染者が多く出ているインフルエンザの感染人数は劇的に減少していて、新しい生活様式はインフルエンザ予防にかなり効果的であることが分かります。

新型コロナウイルス感染症についてはこの1年で分かったこともたくさんありますし、まだまだ解明されていないこともたくさんあり、専門家の方が日々研究開発をしてくれています。

今までも人々は様々な病気を研究し特効薬やワクチンを作ってきまし、かつては治療が困難であったり、たくさんの死者が出たりしていた不治の病と恐れられた病気も現在では多くの治療法が確立されています。パンデミックとされた病気も根絶させた過去があり、その要因のひとつは医学の進歩で最近の医学はすさまじいスピードで進歩していてたくさんの人の命を救い、健康で快適に過ごすことができるようになっています。

新たに保険適応された治療

歯科医療も同じように進歩していて私が歯科医院に勤め始めた15年前と比べると様々な新しい治療方法が確立され、みなさんのお口の健康を守ることができるようになりました。

歯科医療技術だけでなく、お口の中に入れる詰め物や被せ物などの補綴物も進歩していて、2020年6月からは新たに「チタンクラウン」という被せ物が保険適用になり患者さんの選択肢が増えましたので今回はチタンクラウンについて詳しくお話していきたいと思います。

今までお口の中に入れていた詰め物や被せ物に使用していた銀歯の材料は12%金銀パラジウム合金というもので金12%、パラジウム20%、銀50%前後、銅20%前後、その他インジウムなどが数%含まれている金属ですので、金属アレルギーをお持ちの患者さんには使用することができませんでした。

チタンクラウンに使用されているチタンは生体親和性に優れているため医療現場では人工関節や骨折固定用、人工心臓など、歯科医療の現場ではインプラントの人工歯根や入れ歯などにも使用されています。

炎症反応が起こりにくい金属

チタンは炎症が起こりにくくアレルギー反応が少ないため、今まで金属アレルギーでお口の中に銀歯を入れることができなかった患者さんでもチタンアレルギーがなければお口の中にチタンクラウンを装着することができるのです。

12%金銀パラジウム合金は長い間お口の中に入れていると腐食したり錆びたりと劣化しすることで金属イオンが溶け出して金属アレルギーの原因になり得ることがありますが、チタンの場合は耐蝕性に優れているため金属イオンが溶け出す心配が少ないです。

チタンは金属なので強度が高く、薄くすることが可能なので歯をたくさん削る必要がありませんし(歯の状態にもよります)、適合性も良く、強度はありますが金属の中でも柔らかいためご自身の歯をできるだけ守ることができるのもチタンの特徴であります。

主に奥歯に保険が適応される

チタンは12%パラジウム合金と比べると約半分以下の軽さのため顎や歯根の負担も少なく、適用対象になるのは大臼歯の前歯から順番に数えて6番目7番目親知らずの8番目であり、装着時の違和感が少ないと言われています。

チタンのデメリットには研磨がしにくいことが挙げられますが、技工士さんや歯科医師の先生にがんばってもらえれば患者さんにとっては特に問題ないことでありますので安心してください。

新しく保険適用されたチタンクラウンには良い点がたくさんありますが、お口の中の状態によって最適な選択であるかどうかは異なることもありますので担当の歯科医師の先生とよく相談されることをおすすめいたします。

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