暑い時期に備えて、今から体調を整えましょう

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こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。

季節の気温はその年によって大きく変動しますが、近年は地球温暖化などの影響で気温が上昇し、春でも夏日を記録する日があります。

ここ最近でも春らしい暖かい日が続くなぁと感じていたら、夏が来たの!?と感じるほど暑い日もあり、急な気温上昇にからだがびっくりしています。

5月でも最高気温が25度以上の夏日や30度以上の真夏日が記録される日も年々多くなってきているので体調管理には今の時期から十分気をつけなければなりません。

暑い日に負けない備えを今の内に!

新型コロナウイルス感染症の予防対策のためマスクを着用して過ごす夏も3年目になり、マスクを付けることが当たり前になっていて慣れたと感じている人も多いかもしれませんが、やはり暑い日のマスク着用は注意が必要です。

暑い日が続くと食欲がない、からだがダルい、寝苦しいなどからだの不調を感じる人も多いのではないかと思いますが、このようなからだの不調を感じる前に暑さに負けないからだ作りをしていきましょう。

汗、汗、汗の役割

夏の暑さに向けて一番備えておきたいことが「良い汗をかくためのからだの準備」で現代では空調が効いた室内で過ごすことが多いため体温調整機能がうまく働かず良い汗がかけない人が多いのです。

体温を調整するという大切な役割をしている汗ですが、汗にも良い汗と悪い汗があることをご存知でしょうか?

暑いとき、からだの熱を逃すために人は汗をかきますが、汗は本来ほとんどが水分で塩分などの成分は1%未満しか含まれていませんが、日頃からあまりからだを動かさず汗をかかないでいると汗を出す汗腺機能が衰えてしまいます。(加齢よっても汗腺機能は低下します。)

機能が低下してしまった汗腺から出る汗は塩分などを多く含みベトベトしていて不快なばかりか急激な気温上昇にも対応できないため熱中症の危険もある悪い汗なのです。

気温が上がり始めた今の時期から意識して汗をかくようにすると汗腺の機能が高まって良い汗をかけるようになり、スムーズにからだを暑さに慣らすことができるのです。

気温が高くなってきてついついシャワーで済ませてしまいがちですが、湯船に浸かってのんびり半身浴することで汗をかいたり、汗ばむ程度の運動を行なったりすることが効果的です。

暑さに身体を慣らすこと

日中の気温が高くなってきたら午前中や涼しい夕方などの時間帯に運動を行いましょう。運動は無理せず続けることが大切ですので、水分補給をしっかりして熱中症には十分気をつけましょう。

このようにからだを暑さに慣らしていくことを暑熱順化といい、暑熱順化には個人差がありますが数日から2週間程度時間がかかると言われていますので本格的に暑くなる前に始めておくことがポイントです。

栄養不足にも要注意

暑くなるとからだがダルく感じたり、気力がなくなったりする症状は、体内の水分やミネラルが不足する脱水と食欲がなくなってしまうことによる栄養不足が原因です。

人体の半分以上は水分で出来ている

成人の場合、個人差はありますが体重の50〜70%を水分が占めていて、体温調節や筋肉を動かす働き、血液として栄養素を運ぶ、汗や尿として老廃物を体外などに出すなど水分は体内で様々な大切な役割を担っています。

成人の場合、1日2〜2.5ℓの水分がからだから排出されているので、その分の水分補給を行わなければならないのですが、食事等に含まれている水分が約1.3ℓなので残りの0.7〜1.3ℓの水分を補給する必要があります。

喉が渇いてから冷たい飲み物を一気に摂取すると消化力が低下したり、内臓に負担がかかったりするので、喉が乾いてから水分を摂るのではなく、こまめに水分を摂るように心がけましょう。

バランスの良い食事を心がけること

暑さで食欲が低下して栄養不足になってしまうと疲れやダルさなどの症状が出てしまいます。食欲がなくてもできるだけ栄養バランスの良い食事を摂ることが大切です。

特に疲労回復に欠かせないビタミンB1、ストレスを軽減させるビタミンC、必須アミノ酸をバランスよく含んでいる良質たんぱく質、この3つの栄養素を意識して摂取するようにしましょう。

暑い時期に備えて良い汗をかく、水分補給をこまめに行う、栄養バランスを考えた食事を摂ることに加えて規則正しい生活と十分な睡眠は私たちの健康に欠かすことができないものです。

暑い夏を元気に過ごすために今からしっかりと体調を整えていきましょう。

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