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出産後の歯科治療はOK?

妊娠前後の歯科治療

こんにちは、坂井歯科医院です。

坂井歯科医院に務めるスタッフは数年前から出産ラッシュが続いていて、2018年から2019年もたくさんの可愛い赤ちゃんが誕生しました。

出産をした友人と赤ちゃんに会う度、癒されますし本当に可愛いですね。

私も将来は子どもが欲しいと思っているので、友人に出産エピソードをよく聞きますが、やはり出産は命がけでありお母さんの偉大さを改めて感じます。

お母さんは出産を終えると、休む間も無く育児がスタートし、初産であればこれまでの夫婦二人の生活とは違い、想像以上に新生児の子育てには大変なことがたくさんあります。

子育てが忙しい中でもお母さんの身体もとても大切でお母さんに何かあったら赤ちゃんも困ってしまいますし、赤ちゃんが生まれるとお母さんには気をつけてほしいことがあります。

虫歯や歯周病というお口の中の病気は感染する病気であり、赤ちゃんはお口の中が無菌状態で生まれくるため、虫歯菌に感染しておらず、今後様々な外の要因によって感染してしまうことにより虫歯の原因になってしまうのです。

その中でも最も多いと言われているのがご両親から子どもへの感染で、子育ての中心になっているお母さんからの感染、いわゆる母子感染が多いとされています。

ひと昔前ではお母さんが赤ちゃんに食事を与える際に噛んで食べ物を柔らかくしたり、お母さんが使っている箸やスプーンで赤ちゃんの食事を与えるといった行為により感染してしまうことが多くありました。

現在では虫歯や歯周病が感染する病気だという認識が広がっていることにより、母子感染に気をつけているお母さんが増えてきていますが、どんなに心がけていても完全に無菌状態で赤ちゃんを育てることはできません。

赤ちゃんへのスキンシップは愛情表現であり、感染してしまうケースもありますが母子感染が一概に悪いものではなく、大人の虫歯菌を減らしておくことで、赤ちゃんの虫歯菌を増やさないように気をつけることが大切です。

妊娠中や出産後などお母さんは自分のことよりも赤ちゃんのことを優先してしまうかと思いますが、お父さん、お母さんのお口の中を健康に保つことが赤ちゃんのためになるのです。

出産後は2〜3時間ごとの授乳に加え、育児、家事の負担も重なることで、個人差はあるかと思いますが産後1ヶ月はお母さんの体力が戻るまでにも時間が必要ですし、しばらくは身体をゆっくりと休ませてあげましょう。

お母さんの体力が戻り、外出できるようになれば、出産後は妊娠中に控えていた積極的な歯科治療が可能になりますので、妊娠中に応急処置になっていた部分や歯に痛みなどがある場合は決して放っておかず歯科を受診し、授乳中であることを歯科医院に伝えた上で治療を受けるようにしましょう。

授乳中のお母さんは歯科治療で使用する局所麻酔やレントゲン撮影、処方されるお薬が赤ちゃんにどのような影響を与えるのか心配になられる方も多くおられるかと思います。

歯科医院で一般的に使用されているレントゲン撮影は放射線量も少なく、歯や顎を撮影した際に散乱した放射線が乳腺になどに達して、母乳に影響する心配はほとんどないと言われています。

通常、歯科治療で使用する局所麻酔は治療する範囲にもよりますが、基本的には使用量が少なくすむ場合が多いですし、麻酔の効果も短時間であるため母乳への影響はほとんどないと言われていますが、ごく一部は母乳に移行します。

体内に入った薬剤は投与量の約1%が約2時間後をピークに母乳に移行しますが、5〜6時間経過すると母乳に移行する薬の量は半分以下にまで減少します。

麻酔の薬剤の濃度が一番高い時の母乳100mlに対しての薬剤移行量は0.1%以下であり、乳児への薬剤投与量と比べても1%以下になるため、母乳に移行する薬剤の量はかなり低いことからほとんど影響がないと考えられています。

母乳はお母さんの血液から作られていて、お母さんが服用したお薬は母乳の中に分泌されますが、赤ちゃんの血液に届くまでにはお薬の量はどんどん減少していきますので、赤ちゃん自身にお薬の影響が出る可能性は低いと言われています。

お薬を服用する際に注意が必要なのは、生後3ヶ月までの乳児の場合は授乳時間が2〜3時間と間隔が短く頻回であり、代謝機能も未熟なため、この期間は服薬が必要な処置をなるべく避けて治療を開始するか、妊娠中と同じように授乳中でも安全とされている薬を処方してもらいましょう。

生後3ヶ月を過ぎると授乳時間の間隔が少し空いてくる方もいらっしゃいますし、赤ちゃんの代謝機能も向上するため、お薬が赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性も少なくなります。

できることなら歯科で使用する局所麻酔や服用するお薬が母乳に移行して赤ちゃんに影響を与えないようにしたいと考えられるお母さんも多くいらっしゃるかと思います。

そのような場合は歯科治療の前にあらかじめ授乳を済ませてからご来院いただき次の授乳までの時間をなるべく空けていただくか、次の授乳までの間隔が空けることができない場合には搾乳して次の授乳分を用意していただくか、一時的にミルクに代用することで局所麻酔や服用するお薬の影響の残る5〜6時間の間、赤ちゃんに影響を与えることなく授乳していただくことができます。

ご両親のお口の中が健康であることが、赤ちゃんのお口の健康を守ることに繋がりますので、歯科医院を受診し虫歯や歯周病を治し、きちんと口腔ケアを行うことで赤ちゃんへの感染を予防しましょう。

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