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子どもの虫歯は減っている

歯科に関連する話題
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歯医者が苦手な子供でした

こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。

私は小さい頃から歯医者が大嫌いで虫歯ができるたびにイヤイヤ両親に連れられて歯医者に行っていました。

虫歯の治療はとても怖くて泣きながら治療を受けたことを大人になった今でも鮮明に記憶に残っていて、歯医者嫌いが克服されることはなく現在も歯科医院の診療台に上がると心臓がバクバクします。

私は子どもの頃から虫歯が多く痛い治療もたくさん経験したことがきっかけで歯医者嫌いになってしまい、当時は予防歯科を推奨している歯科医院も少なかったので処置した歯も多く一度治療した歯は再び虫歯になるリスクが高いため今でも虫歯に悩まされています。

かつては「乳歯は生え変わるから虫歯になってもいい」という勝手な思い込みで虫歯予防が疎かになってしまったのですが、甥っ子には私と同じ思いをしてほしくないので生まれたときから虫歯にならないように予防をしっかり行っています。

日本で虫歯は減っている

近年、日本でも予防医療に対する関心が高まっていて1970年代には12歳で平均虫歯本数は5本、虫歯の罹患率は90%を超えていたのですが2017年には平均虫歯本数が0.82本、虫歯の罹患率は35%という調査結果があります。

子どもの虫歯が減少した理由として保護者の意識と行動の変化が考えられるのですが、私が小さい頃は歯医者へ行く目的が虫歯の治療をするためだったのですが現在では定期検診やフッ素塗布を目的として歯医者に行く子どもが増えていて虫歯治療から予防のためにという方向にシフトチェンジされてきていると感じます。

また、知識の普及や食生活の変化も虫歯の減少の理由とされていて、妊娠中から産婦人科などで赤ちゃんのお口のケアなどに関する講座も開かれておりお子さんの虫歯予防の重要性を理解してくださる人が多くなりました。

頑張るお父さんお母さん

多くのお父さん、お母さんがお子さんに虫歯になってほしくないという気持ちから歯が生えたらハミガキを嫌がるお子さんを何とかなだめながらハミガキをし、仕上げ磨きに悪戦苦闘していることだと思います。

お口の中は通常中性なのですが、食べたり飲んだりすることで酸性に傾きお口の中が酸性になることで歯は溶けてしまい、これが虫歯になってしまう原因のひとつなのです。

子どもは一回に食事する量が少なく間食する頻度が高いので、子どものお口の中は酸性の状態になりやすい環境である上に砂糖が含まれているお菓子を食べてしまうとことにより虫歯になる可能性が高くなります。

子どもの歯は大人の歯に比べて有機質をたくさん含んでいるために虫歯に対する抵抗力がかなり弱く、乳歯の虫歯は大人の歯の虫歯に比べると進行が早いのも特徴のひとつです。

虫歯の本数は地域差がある

永久歯がほぼ生え揃う12歳の虫歯の状況は全体を見てみると良くなっているのですが、都道府県別で見ると大きな地域格差があり、愛知や新潟の平均虫歯本の数が0.4本であるのに対して沖縄や北海道はその4倍にあたり、虫歯のある子ども割合は愛知、新潟は5人に1人ですが、沖縄や鹿児島では2人に1人という結果に驚きます。

新潟に学べ

虫歯が少ない新潟県は12歳の虫歯の少なさでは2000年から20年連続トップの日本一という素晴らしい実績があるのですが、新潟県は昭和56年に子どもの虫歯予防に重点をおいた「虫歯半減10カ年運動」を開始したのが始まりです。

当時は12歳の子どもの90%が虫歯があり、平均虫歯本数が5本以上という状況でしたが、「虫歯は治療するだけでは不十分、予防が大切」という新潟大学の指導を受けて週1回フッ素入りの水でうがいをすることが始まりました。

その後保健室に付属歯科治療室が設置され、フッ素洗口を行いながら歯科の教育治療を行うことで虫歯の減少に大きな成果を上げ、現在でもフッ素を使用した歯科保健の推進体制は続いているのです。

新潟県の小学校のフッ素洗口実施率は89%であるのに対して全国平均は19%と低く、こういった良い習慣が全国にも広がれば子どもの虫歯はさらに減らすことができると私は思っています。

子どもの歯は虫歯になりやすくデリケートであることが分かりますし、何よりも虫歯になって困るのはお子さん自身ですのできちんと予防していきましょう。

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