教育の原則

全医療施設の40％が歯科医院

こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。

街中を歩いているとよく目にするのが歯科医院の看板や店舗ですが、私自身が歯科医院で勤めているから他の医院が気になって目につくのかなと最初は思っていましたが、どうやらそうではなさそうです。

調べてみると店舗数が多いと代表的なコンビニの数よりも歯科医院の数は多く、よく目にしていたのは単純に店舗数が多かったからなのです。

厚生労働省の報告によると2019年の時点で医療施設の総数が179,416でそのうち病院が8,300、一般診療所が102,616、歯科医院が68,500だったので全医療施設の約40%を歯科医院が占めていることが分かります。

これだけ歯科医院が多いとどこの歯医者に行けば良いのか迷うという経験をされた人も多いのではないでしょうか。

実際、友人からも歯医者さん選びってどこを基準に選べば良いの？とよく質問されます。

歯科医院がたくさんあり、患者さんが歯科医院を選択する時代に患者さんに選んでいただける歯科医院になるためにはどのようにしていけば良いのでしょうか。

私たちが働く歯科医院は他の企業と比べると決して大きな組織ではないですが、小さな組織だからこそ持続的に成長していく必要があり、成長が止まってしまうと新しい患者さんを取り入れることが難しいのではないかと考えています。

では、持続的に成長していく歯科医院にしていくために必要なことはなんでしょう。

私が考える歯科医院の成長は働くスタッフの成長とイコールではないかと思っていてスタッフの成長を促すためには人材の育成が必要不可欠であり、坂井歯科医院では人材育成に力を入れています。

医療現場は病気を治したり、病気にならないように予防したりする場所ではありますが、その中には人と人との関わりがあり病気を治すのは医療技術であっても人を癒すのは人です。

医療技術の向上は歯科医療従事者として当たり前のことであり、歯科医師や歯科衛生士、歯科技工士は国家資格に合格してからも最新の医療技術や高度な医療技術を学び続ける必要があります。

もちろん疾患を治すことも大切ですが、医療技術が優れているからといって全ての患者さんが満足するというわけではなく、素晴らしい医療技術に加え患者さんに親身に寄り添い、癒すことで患者さんは心から満足するのではないかと考えています。

坂井歯科医院が掲げている教育の原則は「坂井歯科医院に出会えてよかったわぁ」と全ての患者さんに思っていただくことでそのために私たちは仕事をしています。

「坂井歯科医院に出会えてよかったわぁ」と思っていただくためには人材育成が欠かせず、人材育成をする上で大切なものが医院理念であり、この医院理念こそが歯科医院の道しるべになるものではないでしょうか。

坂井歯科医院では医院理念を浸透させるためにクレドカードにしてスタッフ全員が携帯しており、毎朝の朝礼の時間に声を出して読んでいます。このクレドカードには自分がどのような行動をすれば良いかという項目が23項目書かれていて、自分の行動の道しるべにもなっています。

医院理念を深く理解することで医院全体に一貫した精神が流れ、スタッフは医院に対して愛情や誇りが生まれるので、スタッフが一致団結して日々の診療を行うことができます。

私たち坂井歯科医院の行動基準は患者さんのため、医院のため、自分自身のためとなっていて、どこの部分が欠けていても良い仕事をすることはできないと考えています。

なぜここに自分自身が入っているかというと働いているスタッフが幸せを感じていなければ患者さんを幸せにすることはできないという坂井院長の考えからスタッフの人間的成長や経済的成長も応援してくれています。

スタッフが生き生きと仕事に誇りとやりがいを見つけることができれば積極的に仕事に取り組むことができ、それが患者さん、医院のためになるのではないでしょうか。

坂井歯科医院に来院してくださった全ての患者さんに「坂井歯科医院に出会えてよかったわぁ」と思っていただけるよう私たちは歩み続けていきます。