患者さんとの思い出

坂井歯科医院の話題
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長く務め続ける事が出来る理由

こんにちは、香里園にある坂井歯科医院の今道です。

坂井歯科医院に勤めて15年が経ったのですが、こんなにも長く勤めることができているのには大きな理由が三つあります。

一、仲間

一つ目は大切に思っている仲間がいることなのですが、私が坂井歯科医院に勤める前から坂井歯科医院で活躍されている先輩が二人いて昔から仲良くしてくださっています。

先輩方とは歯科助手の私とは職種が違うものの、苦しいとき辛いときには寄り添って悩みを聞いてくれて、嬉しいときには自分のことのように一緒に喜んでくれます。

先輩方は結婚、妊娠、出産を経て今も坂井歯科医院で勤めているのですが、私も先輩方と同じように患者さんのため、医院のためにと志を持って働きたいという思いで長く勤めることができています。

二、上司

二つ目は上司に恵まれていることで、院長は資格を有さない歯科助手の私でも歯科医院で活躍できる場所を作ってくださり、いつも応援してくださっている心強い存在です。

副院長は私にとって直属の上司なのですが、カウンセリングの勉強をしたいという私の願いに対し快く引き受けてくださって様々なことを教えてくださいました。

私の仕事の幅を大きく広げてくださったのは副院長で、主人の転勤のため大阪を離れるときも遠方でできる仕事を与えてくださったことで今でも坂井歯科医院で勤めることができています。

三、患者さん

三つ目は患者さんと関わることが好きという気持ちなのですが、坂井歯科医院には様々な患者さんが毎日たくさん来てくださっていて、ひとりひとり異なった悩みを持っています。

悩みを聞くことで患者さんが治療に前向きになれたり、無口な患者さんが少しずつ話してくださったり、私は有資格者ではないので患者さんのお口の病気を治すことができないにも関わらず「今道さん、ありがとう!」とおっしゃってくださることが私の仕事のやりがいです。

患者さんとの思い出

今までたくさんの患者さんのカウンセリング、治療のアシストをさせていただき、時には雑談をしたりプライベートのことを話したりなど私にはたくさんの患者さんとの思い出があります。

今回は私と患者さんとの大切な思い出の中から最も印象深い思い出のひとつを紹介します。

私がTさんと出会ったのはまだ坂井歯科医院に勤めて間もなく私が院長の専属のアシストになったときで、Tさんは私が坂井歯科医院に勤めるよりずっと前から坂井歯科医院に通ってくださっていました。

「もっと早く坂井歯科医院に来ていればよかった」「若いころからメンテナンスをしておけばよかった」と後悔を言葉にするほどTさんはお口の中の状態に悩んでいました。

今回思い切って大掛かりな治療をすると決めたTさん、ずっとメンテナンスだけに通っていたので、いざ治療室に入ると不安気な様子でしたが院長の前ではいつも通り明るく振舞っていました。

その様子が引っかかっていた私は院長が治療室を出て行った後に「Tさん、不安なこととか気になることとかあったら言ってくださいね。私で良ければ話を聞きますよ。」と声をかけました。

Tさんは今まで言えなかった治療に対しての不安や悩みなどを話してくださり少し安心した様子でお帰りになられたのですが、そのとき患者さんはこんなにも不安を抱えながら治療に通ってくださっていることに気づきました。

患者さんはいつも不安

全ての患者さんが不安を抱えているということではないですが、院長が治療する患者さんはインプラントを含めた難しい症例が多いため患者さんの不安も大きくなるはずです。

Tさんが話してくださったことを院長と共有して、患者さんの不安が少しでも軽くなるように安心して通うためにはどう対応して、どのような言葉かけが必要なのかを院長と話し合いました。

私ができるだけ患者さんの不安や悩みを聞き出し、院長が安心する言葉をかけて治療を行うことでTさんだけでなく、たくさんの患者さんの顔色が変わるのが目に見えて、私自身の仕事に対する姿勢も変わりました。

Tさんは私のお母さんと同年代なのですが治療のことだけでなく、お子さんのことや仕事のこと、Tさんの好きな飛行機のことなどたくさん話すことでお母さんが二人できたような感覚になりTさんが大好きでした。

出会いがあれば、必ず別れがある

Tさんがくれたきっかけで仕事の楽しさややりがいを感じることができて、このままずっと院長の専属のアシスタントでいると思っていたときに坂井歯科医院の分院ができることになりました。

私には関係ない、今まで通り坂井歯科医院で院長のアシストをしながら患者さんを笑顔にしたいと思っていたので、院長に「分院で働いて欲しい。」と言われたときは頭が真っ白になりました。

患者さんのことをきちんと考えることができる今道くんに分院の歯科助手のリーダーになって医院を引っ張ってほしいという院長の願いを断ることはできず、私は分院へ行くことを決心します。

分院に行く=大好きなTさんとのお別れが悲しすぎてTさんになかなか分院に行くことを話せない日々が続いたのですが、Tさんの治療のアシストができる最後の日になってしまいました。

今日こそ言わないと、治療が終わって院長が治療室を出て行った後「Tさん、私分院に行くことになりました。だからTさんのアシストできるのは今日で最後です。」そう言葉にしているときには目から涙が溢れて止まりませんでした。

Tさんは「今道さんが行くと思っていたよ。正直寂しいけど今道さんしかおらんやん!私は今道さんがどこにいても応援してる!」と言ってくれてお互い泣きながらお別れをしました。

人との出会いに感謝あり

Tさんとの出会いがなかったら私は歯科助手としての仕事の楽しさ、やりがいを見つけることができなかったかもしれませんし、今もこうやって坂井歯科医院で勤めていなかったかもしれません。

Tさんとの出会いに感謝します。Tさんありがとうございました。

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