メインテナンスの重要性

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皆様こんにちは。

坂井歯科医院の今道です。

先日、美容室で髪の毛のメインテナンスをしてきました。

 

皆様も定期的にメインテナンスを行っていることはありますでしょうか?

女性は美容室やネイル、まつげエクステ、脱毛など毎月メインテナンスが必要なことが多いですね。

 

男性だと車の車検

 

健康の維持や自覚症状がない病気を早期発見するために、健康診断や人間ドックを受けていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 

歯科医院で検診やメインテナンスを受けている方はどうでしょうか。

日本では歯科医院に通い始めるのは、痛いやしみるなどの症状が出てからの方が多く、すでに手遅れの状態まで進行している場合もあります。

メインテナンス受診率は歯科医療先進国に比べ、まだまだ低いのが現状です。

 

ある雑誌の特集にあった、リタイヤ前にやるべきだった「健康」の後悔は歯の定期検診を受ければよかったがトップ1位だったのです。

年齢が高くなると、歯で困ることが多いことが分かります。

 

歯科治療は長期化するケースもあり、数ヶ月から1年以上にかけて歯科治療に通い、継続して通院することは大変で、中断することなく治療が終了するとホッと安心するものです。

 

治療終了後は毎日歯磨きをしていれば、虫歯や歯周病を防げると思っていませんか?

残念ながら、そんなことはありません。

治療によって得られたお口の中の健康な状態を維持し、再発を防止するにはメインテナンスがとても重要なのです。

 

虫歯や歯周病の原因となるなはプラークと言われる細菌の塊です。

プラークを取り除き、付きにくくするプラークコントロールをしっかり行えば虫歯や歯周病の予防をすることが可能です。

 

そのために「セルフケア」と「プロフェッショナルケア」がとても大切なのです。

1年365日で考えていきましょう。

 

セルフケアは365日中361日を毎日、できれば毎食後、ご自身で適切な歯ブラシやフロス、歯間ブラシなどを活用し、プラークを取り除き、歯石を予防し、すみずみまで綺麗に磨くことです。

 

歯ブラシは小刻みに動かし、一本一本丁寧に磨き、強い力をかけすぎないよう気をつけましょう。

歯ブラシは古くなると機能が弱まり、プラークをしっかり落とせませんので、少なくとも1ヶ月に1回は交換しましょう。

 

歯と歯の間はプラークが溜まりやすい場所で歯ブラシだけでは汚れを落とすのは難しいので、歯と歯の間を掃除するデンタルフロスを使用し、プラークを除去しましょう。

 

歯と歯の間が比較的広い方や、ブリッジの治療により上からデンタルフロスが通らない場所には歯間ブラシを用いてプラークを除去しましょう。

 

せっかく歯を綺麗に磨いても、舌が汚れていればお口の中に細菌が行き渡ってしまいますので、舌クリーナーを使い舌の汚れも落としましょう。

 

歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシ、舌クリーナーの種類や使用方法はお口の中の状態により、様々です。

歯磨きのプロである歯科衛生士の指導のもと適切な種類、使い方をしましょう。

 

プロフェッショナルケアは365日中4日(口腔内の状況により前後します)、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が、全身状態やお口の状態に見合った口腔ケアのアドバイスを行い、セルフケアで及ばない部分や、歯石の除去などご自身ではできない専門的なケアを行うことです。

 

メインテナンスを続けていくことで、虫歯や歯周病を未然に防ぐことが可能ですし、発症したとしても早期に治療することができます。

早期治療することにより、痛みや治療費、期間全てにおいて患者様の負担を最小限にすることができるのです。

 

セルフケアとプロフェッショナルケアをしっかり行わななければ、確実に歯周病は再発し進行します。

再発すると、再度治療が必要になり、繰り返しの治療を行うことでいずれ歯を失ってしまう可能性があります。

 

食べることは生きることに繋がります。

メインテナンスの重要性をご理解いただき、是非メインテナンスを定期的に受診し、いつまでもご自身の歯を健康に残していきましょう。

 

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