
マスクをすると自分の息の匂いが気になる…

商談中、相手に口臭を不快に思われたらどうしよう…

口臭ケアってどうすればいいの?
毎日歯を磨いているのに口臭が気になってしまい、どうしたら良いのか悩んでいませんか。
厚生労働省が2024年2月に実施した調査では、口腔の悩みとして口臭を挙げた人は12.3%にのぼり、虫歯(16.3%)に次ぐ2位でした。
ケアをしているのに改善しない場合、原因が歯磨きで対処できる範囲を超えている可能性があります。
口臭は原因の種類によって対策が異なるため、自分の口臭がどのタイプかを知ることが大切です。
本記事では、口臭が悪化する原因やケアアイテム、根本から改善する習慣までを解説します。
最後まで読むと、口臭が改善しない原因を理解でき、自分に合った口臭対策方法がわかりますよ。
ぜひ参考にしてください。
参考:厚生労働省|歯科口腔保健支援事業|職場や学校での歯・口腔の悩み
要注意!口臭が悪化する3つの原因

口臭は、原因によって大きく3つに分けられます。
- 病的口臭|口腔内や身体の病気が原因で発生する口臭
- 生理的口臭|起床時や緊張時など、唾液が減ることで誰にでも起こる口臭
- 外因的口臭|飲食物や喫煙・飲酒が原因で一時的に発生する口臭
自分がどのタイプに当てはまるか知ると正しい対策につながります。
それぞれどんな口臭なのか確認していきましょう。
1.病的口臭|口腔内や身体の病気が原因で発生する
虫歯や歯周病になっている

虫歯や歯周病は、口臭の主な原因のひとつです。
虫歯であいた穴や歯周病でできた歯周ポケットから細菌が繁殖し、臭いの元になるガスを発生させます。
市販のケアアイテムで匂いを一時的に抑えられますが、虫歯や歯周病自体を治療しないと臭いも軽減しません。
舌の表面に汚れがたまっている

舌の表面が白くなっているなら、舌苔(ぜったい)がたまっているサインです。
舌苔とは、食べかすや剥がれた粘膜の細胞、細菌が蓄積したもの。
舌苔が厚くなるほど細菌が増え、たんぱく質を分解する際に発生するガスの量も増えるため、口臭が強くなります。

歯磨きの際に鏡で舌を確認し、白い汚れが目立つようであれば舌のケアも取り入れましょう。
2.生理的口臭|起床時や緊張時など、唾液が減ることで誰にでも起こる口臭
あまり水分を摂らない

水分が足りないと唾液の分泌量が減るため、口臭が強くなりやすいです。
唾液には、食べかすを洗い流したり、細菌の増殖を抑えたりする作用があります。
水分補給は1日1.5リットル前後を目安に、喉が乾く前に少量ずつ飲む習慣をつけると、口内の乾燥予防につながります。
生活リズムが乱れている

睡眠不足や不規則な生活は、自律神経のバランスを乱し、唾液の分泌量が減る原因になります。
唾液が減ると口内の細菌が増えやすくなるため、口臭が悪化しやすくなります。
運動不足も同様です。
適度な運動は血行を促進して唾液の分泌を助けるだけではなく、腸内環境を整える効果も期待できます。
腸内環境が乱れると、悪玉菌が増殖して悪臭成分が生成され、息とともに排出されます。

心当たりがある場合、生活習慣の見直しが口臭改善のきっかけになるかもしれません。
3.外因的口臭|飲食物や喫煙・飲酒が原因で一時的に発生する口臭

口臭の原因になるのは、以下のような飲食物です。
- ニンニク
- ニラ
- 玉ねぎ
- ねぎ
- コーヒー
- お酒
ニンニクやニラ、玉ねぎ、ねぎに含まれる硫黄化合物は口内や体内で分解される際、口臭の原因になるガスが発生しますが、時間がたつと消失する場合がほとんどです。
一方、コーヒーやお酒は唾液の分泌を妨げるため、細菌が増えやすくなり口臭につながります。
打ち合わせや商談前など、すぐに口臭を抑えたい場合、口臭ケアアイテムを活用するのがおすすめです。
【応急ケア】今すぐできる5つの口臭対策アイテム

外出先で口臭が気になる場合、市販のアイテムで手軽にケアできます。
ここでは、出先でもすぐにできる口臭ケアアイテムを5つ紹介します。
- マウスウォッシュ
- 歯磨き粉
- マウススプレー
- 口臭タブレット
- キシリトールガム
自分に合ったアイテムを使って口臭をケアしましょう。
1.マウスウォッシュ

マウスウォッシュは、歯磨きだけでは落としきれない細菌に殺菌成分が直接働きかけ、口臭の原因菌を減らす効果が期待できるアイテムです。
歯にこびりついた歯垢は液体では落とせないため、歯磨きのあとに加えるプラスワンのケアとして活用します。
使用方法は商品によって異なりますが、一般的には歯磨きのあとにキャップ1杯分(約10〜20ml)を口に含み、30秒〜1分ほど口内全体に行き渡らせます。

効果を持続させるため、使用後は水でうがいしないようにしましょう。
2.歯磨き粉

口臭ケアに向けた歯磨き粉を選ぶ際は、においを一時的に上書きするタイプではなく、原因菌に働きかける成分が配合されたものを選ぶのがポイントです。
具体的には、以下のような歯磨き粉です。
- 殺菌成分配合のもの
- 消臭成分配合のもの
- ミントやハーブの香りがするもの
ミント・ハーブ系の香りはにおいを一時的に和らげる効果はありますが、殺菌・消臭成分と組み合わさったものを選ぶとより効果が期待できます。
3.マウススプレー
引用:サンスター
マウススプレーは、殺菌成分と保湿成分で口臭と口内の乾燥をケアできる、持ち運びしやすいアイテムです。
歯磨きが難しい外出先や、会議前のちょっとした隙間時間にも使いやすいのが特徴です。
使用方法は、口に向けて直接スプレーするだけ。
効果を持続させるには、使用後しばらく飲食やうがいを控えることが大切です。
なお、効果の持続時間は商品によって異なるため、使用前に確認することをおすすめします。
4.口臭タブレット

口臭タブレットは、香りによって一時的に口臭を軽減できるケアアイテムです。
歯磨きができない外出先での応急ケアに向いています。
ミント・フルーツ系などフレーバーの種類が豊富で、手軽に使えるのが特徴です。
歯磨きや食事の後、タブレットを口に入れて舐めると手軽に口臭予防が可能です。
5.キシリトールガム

口臭を応急的に改善したい場合、キシリトールガムもおすすめです。

キシリトールは、口内の細菌の活動を抑制する作用があるので、臭いの改善が期待できます。
また、口内の乾燥は口臭の原因のひとつなので、ガムを噛むことで唾液の分泌が促進され、臭いの軽減につながります。
ただし、キシリトールガムと書いてあっても少量しか配合されていない場合があるので、キシリトールの割合が50%以上のものを選ぶことが大切です。
【根本改善】口臭を元から断つ習慣5選
応急ケアアイテムは、においを一時的に抑えるうえで有効です。
ただし、口臭を改善するのは、においの元をためこまない習慣づくりが欠かせません。
ここでは、口臭の原因を断つ習慣を5つ紹介します。
- デンタルフロス・歯間ブラシを使って歯垢を落とす
- よく噛んで食べて唾液の分泌を増やす
- 規則正しい生活をして、ストレスをためない
- ドライマウスを防ぐ
- 歯科医院で定期的にクリーニングを受ける
できそうなものから一つずつ取り入れてみましょう。
1.デンタルフロス・歯間ブラシを使って歯垢を落とす

歯ブラシだけでは、歯と歯の間に残った食べかすや歯垢を落としきれません。
歯ブラシでは落としきれない歯と歯の間の汚れを掃除できるのが、デンタルフロスや歯間ブラシです。
毎日続けると、においの元になる汚れが歯と歯の間にたまりにくくなります。
最初は面倒に感じても、続けると腫れた歯ぐきも改善していきます。

まずは夜の歯磨きタイムにプラスしてみましょう。
2.よく噛んで食べて唾液の分泌を増やす

よく噛んで食べると唾液の分泌量が増え、口のなかがうるおいます。
唾液には抗菌作用があり、分泌が増えると、口臭の原因菌が増えにくい環境を維持できるのです。
おすすめは、噛み応えのある食材を足すこと。
ごぼうや蓮根など噛む回数が増える食材をメニューに加えてみてください。
食事をする際は、一回30回噛むのを目安にしてみましょう。
3.規則正しい生活をして、ストレスをためない

自律神経を乱し、唾液の分泌量を減らすストレスは、口臭の原因のひとつです。
唾液が減ると、口臭の原因物質が増えてしまい、臭いが強くなってしまいます。
また、ストレスが続くと胃腸の働きも低下し、消化不良や逆流性食道炎が起こりやすくなります。
胃から上がってくるガスが口臭につながるケースもあるため、口臭は口の中だけの問題とは限りません。
十分な睡眠・バランスのよい食事・適度な運動などで生活リズムを整えると、ストレス軽減と口臭予防につながります。
4.ドライマウスを防ぐ

ドライマウスとは、唾液の分泌が減り、口内が乾燥した状態のことです。
ドライマウスの原因のひとつが口呼吸です。
口で呼吸すると口内の水分が蒸発し、乾燥が進みます。
寝ているときに口が開いてしまう場合は、口閉じテープを活用するのがおすすめです。

日中も意識して口を閉じ、鼻で呼吸することを習慣化しましょう。
5.歯科医院で定期的にクリーニングを受ける

ここまで紹介したセルフケアを続けても、どうしても自分で落としきれないのが歯石です。
歯垢が固まって歯石になると、専用の器具でなければ除去できません。
歯科医院のクリーニングなら、こうした汚れをまとめて取り除けます。
さらに、歯石の下に隠れていた虫歯の発見にも役立ちます。
半年に1回ほどの定期的なクリーニングを習慣にすると、口臭予防に加え、歯の健康寿命が長くなることにもつながります。
自分でもできる!基本的な3つの口臭対策

ここでは、毎日のケアで取り入れられる基本的な3つの方法を解説します。
- 1日2回、歯を丁寧に磨く
- 舌磨きをする
- 喫煙や飲酒の回数を見直す
習慣化して、口臭の原因を作らないことが大切です。
1.1日2回、歯を丁寧に磨く

口臭を防ぐためには、起床後と就寝前の1日2回、しっかりと歯を磨くことが基本です。
就寝中は唾液の分泌が減り細菌が増えやすいため、寝る前に必ず歯磨きをしましょう。
起床後は、たまった細菌を取り除くために歯を磨きます。

歯磨き粉は、口臭の原因である虫歯や歯周病予防効果があるフッ素入りを使うのがおすすめです。
歯磨きは1回3分を目安にし、歯の間や奥歯の溝など、汚れが落としにくい場所を重点的にブラッシングしましょう。
2.舌磨きをする

舌の表面が白くなっている場合、舌苔がたまっているため、舌ブラシで磨くことが必要です。
舌苔は口臭の原因のひとつのため、歯磨きと合わせて舌のケアも習慣にしましょう。
1日1回、就寝中に増えた細菌が残りやすい朝に使うのがおすすめです。
力を入れすぎると舌が傷つくため、軽い力で奥から手前に向かってかき出すのがポイントです。
3.喫煙や飲酒の回数を見直す

毎日の習慣の中で口臭を強くするものの代表が、喫煙とお酒です。
タバコは、ヤニのにおいに加え、唾液の分泌を減らして口の中の乾燥を招きます。
さらに、歯周病のリスクも高めるため、においが強くなる原因が重なりやすい習慣です。
お酒も同様に口内を乾燥させるだけではなく、アルコールが体内で分解される際「アセトアルデヒド」が生成され、息と一緒に排出されるため、独特で不快な匂いがします。

完全にやめるのは難しくても、本数や量を少し減らすといった工夫だけでも口臭の軽減につながりますよ。
口臭対策に効果的な食べ物・飲み物

口臭ケアは、ブラッシングや生活習慣だけでなく、毎日の食事からもアプローチできます。
以下の食べ物・飲み物には、口臭の原因菌を抑えたり、においの元となる舌苔の分解を助けたりする効果が期待できます。
| 食べ物・飲み物 | 期待できる効果 |
| りんご | リンゴに含まれるポリフェノールには消臭作用がある |
| ごぼう
海藻類 |
食物繊維が腸内環境を整え、口臭の原因物質の生成を防ぐ |
| パイナップル | パイナップルに含まれている酵素が舌苔を分解する |
| 緑茶 | 緑茶に含まれているカテキンには、抗菌作用や消臭作用がある |
| ココア | ポリフェノールの抗酸化作用で口臭の原因菌を減少させる |
口臭ケアのために特別なものを無理に取り入れる必要はありません。

デザートは甘いものではなく果物に、お酒ではなく緑茶を選ぶといった小さい工夫から始めてみてください。
セルフケアで改善しない場合は歯科医院を受診しよう

口臭の改善には、原因に合ったケアを継続することが大切です。
しかし、丁寧なセルフケアを続けても口臭がなくならない場合、虫歯や歯周病など口腔内の病気が原因になっているケースもあります。
その場合、セルフケアだけでは根本的な解決にはなりません。
気になる症状が続く方は、早めに歯科医院を受診するのがおすすめです。
坂井歯科では、虫歯や歯周病の治療はもちろん、口臭の原因となる汚れや歯石をまとめて取り除くクリーニングやメンテナンスにも力を入れております。
メンテナンスをすることで、口臭の原因となる虫歯や歯周病から歯を守ります。
口臭でお悩みの方は、坂井歯科にお気軽にお問い合わせください。



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