
親知らずを抜いた後はどのくらい痛いの?

親知らずを抜いても仕事に支障はないかな…

親知らずの抜歯の費用相場を知りたい
親知らずを抜いた後、どのくらい痛むのか、もしくは腫れるのかと不安に感じていませんか。
抜歯初日から3日ほどが痛みや腫れのピークで、7日程度でほぼ回復する傾向があります。
もちろん個人差はありますが、回復の流れを事前に把握しておくと、心の準備もしやすくなります。
この記事では、親知らずの抜歯後のダウンタイムの目安や費用相場、食事や日常生活の注意点などを解説します。
最後まで読めば、抜歯後の生活をどう乗り切るかが具体的にイメージできますよ。
親知らずを抜歯したほうが良いケース・しなくても良いケース

「親知らずは抜いたほうがいいの?」と迷っている方のために、判断の目安を表にまとめました。
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抜歯したほうが良いケース |
抜歯しなくても良いケース |
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親知らずが真っすぐに生えていないと汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病になりやすいため、抜歯の検討が必要です。
また、痛みや腫れがある場合は、周りの歯に悪影響を及ぼすリスクがあるので早めに対処しましょう。
虫歯や歯周病などのトラブルもなく、周りの歯に影響を与える可能性が低い場合は、そのままにしておくケースが多いです。
しかし、完全に埋まっている場合でも嚢胞があると抜歯が必要になる可能性があります。
そのため、歯科医院で定期的なレントゲンチェックを受けるのがおすすめです。
親知らずを抜歯すべきかは、「親知らずは抜くべきなの?抜かなきゃよかったと後悔する前に知りたい判断基準とリスク」の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

親知らずを抜歯する流れ

「抜歯って何をされるのか不安」と感じている場合、流れを理解しておくと当日も落ち着いてのぞめます。
親知らずを抜歯するのは、次のように行うのが一般的です。
- レントゲンやCT撮影で親知らずの状態を確認する
- 痛みを和らげるため2箇所に麻酔注射をする
- 親知らずを抜歯する
- 抜歯した穴に止血剤と抗生剤を入れる
- 必要に応じて縫合する
- ガーゼを噛んで終了
初回の診察で親知らずの状態を確認して抜歯の方法を決めるため、いきなり抜くケースは少ないです。
比較的真っ直ぐに生えている歯はすぐに抜けますが、横向きに生えている歯は、歯ぐきの切開や歯の分割が必要です。
歯を抜いた後は、細菌感染を防ぐために、歯があった場所にできた穴に、抗生剤と止血剤のお薬を入れます。
歯ぐきを切開した場合は縫合し、1〜2週間後に抜糸します。
ただし、抜歯の流れは親知らずの状態によって異なる点を念頭に置いておきましょう。
【回復期間】親知らずの抜歯後のダウンタイム

抜歯の流れとともに気になるのが、回復までの期間です。
個人差はありますが、親知らずを抜いた後の腫れや痛みが引くまでの期間は以下のとおりです。
| 抜歯後 | 特徴 |
| 抜歯当日(24時間):麻酔が切れた後 | 麻酔が効いている間、痛みはほとんど感じないが、切れてくると痛みが生じてくる |
| 抜歯後1日〜3日:痛みと腫れのピーク | 痛みは親知らずを抜いた翌日、腫れは2日〜3日後にピークになることが多い |
| 抜歯後4日〜7日:症状の緩和 | 痛みや腫れは引いてくるが、抜歯箇所はまだ完全に治っているわけではない |
| 抜歯後7日以降:ほぼ回復する時期 | 7日目以降は、目立った腫れや痛みはほとんどなる |
親知らずを抜くと痛み止めを処方されるので、痛みが出てくる前に服用しておくのがおすすめです。
薬が効き始めるまでに1時間ほどかかるため、本格的に痛みが出る前に飲んでおくことで痛みを軽減できます。

ただし、抜歯後1週間経っても腫れや痛みが続く場合は、歯科医師に相談しましょう。
抜歯の難易度は、生える場所と生え方で決まる

回復期間はわかっても、そもそも「自分の親知らずは難しいケースなの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
親知らずの抜歯は、生えている場所や生え方によって難易度や処置に必要な時間が異なります。
ここでは、上下の親知らずと生え方による抜歯の難易度の違いを説明します。
- 上の親知らず
- 下の親知らず
- 生え方
難易度や処置時間の目安を把握すれば、抜歯したあとの予定も立てやすくなりますよ。
上の親知らず

一般的に上の歯は、抜歯の際の痛みが少ない傾向があります。
上顎の骨は比較的柔らかく、歯の根も1本で真っすぐ生えているため、スムーズに抜けることが多いです。
そのため、麻酔の時間を除き、約5〜15分で抜歯できるケースがほとんどです。
ただし、上の親知らずの根の先が「上顎洞(じょうがくどう)」という鼻の横にある骨の中の空洞につながっている場合は注意が必要です。
抜歯をすると、小さな穴があくことがありますが、多くの場合は自然にふさがります。
ただし、抜歯した穴から細菌に感染して炎症が起こる可能性があるため、抜歯後は鼻を強くかむことやストローの使用を控えるようにしましょう。
下の親知らず

下の親知らずは根っこが2〜3本あり、形態が上の歯より複雑になっているため、抜歯の難易度が高い傾向があります。
また、下の親知らずの近くには下歯槽神経(かしそうしんけい)があるので、慎重に処置しなければならないのも難易度が上がる理由のひとつです。

下歯槽神経は、顎の中を通る感覚神経で、下顎の歯や下唇などの感覚をつかさどっています。
神経近くの親知らずの場合、抜歯時間は約30分〜90分が目安です。
ごくまれに抜歯後にしびれが残ることがありますが、多くの方は時間とともに回復します。
ただし、程度によって治療が必要になる場合もあるため、検査等によってリスクが高いと判断した場合は、大学病院や専門機関をご紹介いたします。
生え方

真っすぐ生えている場合は、そのまま引き抜くので痛みや腫れが少ないケースが多いです。
横向きや斜めに生えている場合は、歯ぐきの切開のような外科的な処置が必要になり、抜歯後の腫れや痛みが強くなる可能性が高いです。
個人差がありますが、抜歯後にフェイスラインが崩れるくらい腫れる方や頬にあざが現れる方もいます。
生え方や親知らずの状態によって、抜いた後の痛みや回復期間も変わるため、不安な場合は事前に相談しましょう。
横向きの親知らずの抜歯は、「横向きの親知らずの抜歯は大変?タイミングや仕事を休む日数・大学病院で紹介されたときの不安を解消」の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

【保険適用あり】親知らずの抜歯に必要な費用相場

親知らずの抜歯では、虫歯や歯周病、炎症など、口腔内に問題がある場合は、保険が適用されます。
保険が適用され、3割負担の場合、金額の目安は以下のとおりです。
| ケース | 費用 |
| 真っ直ぐ | 2,000円〜3,000円 |
| 横向き
歯茎に埋まっている |
4,000円〜5,000円 |
| 手術が必要 | 1万円〜 |
ただし、親知らずの状態によって追加で検査が必要な場合は、費用が変わります。
親知らずを抜歯した後の食事

親知らずを抜いた後、傷口への負担を避けるため、しばらくは通常の食事を摂れません。
ここでは、親知らずを抜いた後の食事について紹介します。
- 抜歯当日:流動食
- 抜歯2〜3日:柔らかい食事
- 抜歯4〜7日:徐々に通常の食事へ
抜歯後の食事が気になる方は、参考にしてください。
1.抜歯当日:流動食

抜歯後は2〜3時間程度麻酔が切れないため、食事は感覚が戻ってきてから始めましょう。
食事を再開する際、抜歯した穴を塞ぐ血餅(けっぺい)を守るために、噛まずに食べられるものを摂る必要があります。
例えば、抜歯当日は以下のメニューがおすすめです。
- 飲むタイプのヨーグルト
- 冷たいスープ
- 栄養補助ゼリー
- スムージー
- 冷奴
熱い飲み物は血流を促進させ、出血を増やすリスクがあるので避けましょう。
2.抜歯2〜3日:柔らかい食事

親知らずを抜いた2〜3日後は痛みがピークになるため、柔らかい食材を使った食事を選びましょう。
消化しやすく栄養価の高い食事をすることで、傷口の回復を助けます。
この時期には、以下の食品がおすすめです。
- おかゆ
- 茶碗蒸し
- マッシュポテト
- スクランブルエッグ
- よく煮込んで短く切ったうどん
食べるときは、抜いていない側の歯で噛み、食べ物が抜歯した穴に入り込まないように注意してください。
万が一、穴に入り込んでも、爪楊枝や指で出そうとするのは危険です。

口にぬるま湯を含んでやさしくうがいをして、口の中を清潔に保ちましょう。
3.抜歯4〜7日:徐々に通常の食事へ

この時期は痛みや腫れのピークが過ぎるので、徐々に通常の食事を食べられるようになります。
しかし、完全に傷が治っているわけではないので、いきなり硬いものや辛いものを食べようとせず、傷口の状態を見ながら調整することが大切です。
歯ぐきの切開や骨を削るなど、難しい抜歯だった場合、回復に時間がかかる可能性があります。
通常の食事に戻るまでは、1週間〜10日ほどが目安です。
痛みや違和感が生じたら、柔らかい食事に戻すようにしましょう。
親知らずを抜歯した後の5つの注意点

親知らずを抜いた後は、回復をスムーズに進めるために注意すべきポイントがあります。
ここでは、親知らずを抜歯した後に意識すべきことを5つ紹介します。
- 抜歯した後は安静にする
- 処方された薬をしっかり飲む
- 強いうがいはしない
- 親知らずの抜歯後にお酒を飲まない
- 抜歯当日の入浴は避ける
抜歯後の影響を最小限に抑えたい方は、参考にしてみてください。
1.抜歯した後は安静にする

親知らずを抜いた後は、安静に過ごすことが大切です。
抜歯した後も血が出ており、徐々に固まっていきますが、血行が良くなると出血しやすくなります。
抜歯当日〜3日目は、痛みや腫れがあり、傷口も安定していないので運動は控えましょう。
4日目以降、痛みや腫れが引いたら、軽いウォーキングやストレッチから再開してください。
1週間経ち、抜糸が済んで傷口も順調に回復していたら、通常の運動をすることが可能です。

ただし、激しい痛みや発熱、出血が続くなどの症状がある場合は早めに歯科医院を受診してください。
2.処方された薬をしっかり飲む

親知らずを抜歯した後は、抗生剤と痛み止めを処方されます。
抗生剤は、途中で痛みが引いても、処方された分を全部飲み切ることが大切です。
途中で飲まなくなると、傷口から細菌が入り込み、痛みや腫れの症状が長引く原因になります。
痛み止めは、抜歯後の痛みを抑えるためにも、麻酔が切れる前に服用しておくと安心です。
3.強いうがいはしない

抜歯後に何度もうがいをしてしまうと、傷口にできた血餅(けっぺい)が剥がれる場合があります。
血餅とは、抜歯後の穴をふさぐかさぶたの役割をするもので、回復に欠かせない存在です。
剥がれると出血が止まりにくくなるだけではなく、ドライソケットという強い痛みを伴う状態になるケースがあります。
抜歯後1週間は、口に水を含んでそっと吐き出し程度にとどめておきましょう。

血が出ている場合は、ガーゼをしっかり噛んで圧迫すると止血できます。
4.親知らずの抜歯後にお酒を飲まない

抜歯後2〜3日は、飲酒を控えましょう。
アルコールは血液を固まりにくくする作用と血流を促進する作用があるため、出血が止まりにくくなる恐れがあることが理由です。
さらに、抜歯後に処方される痛み止めや抗生剤とアルコールを一緒に摂ると、頭痛や吐き気などの副作用が出る場合もあるので注意が必要です。
患部の腫れや痛みが強い場合、1週間程度は飲酒を控えるようにしましょう。
5.抜歯後の入浴は避ける

親知らずを抜いた後2~3日は、湯船に浸からずシャワーのみにしましょう。
入浴すると血行が促進され、出血が増えたり、痛みや腫れが生じたりするリスクがあります。
痛みや腫れが落ち着き、出血がなければ湯舟に浸かってください。
ただし、抜糸する場合は、処置後まで控えるケースもあるので、歯科医師に確認しておくと安心です。
親知らずの抜歯に関するよくある質問
Q1.親知らずを抜歯するのにどのくらい時間がかかりますか?

親知らずの抜歯にかかる時間は、生え方によって以下のように異なります。
| 生え方 | 抜歯時間 |
| 上の歯:真っすぐ生えている | 5~15分 |
| 上の歯:横向きに生えている | 15~30分 |
| 下の歯:真っすぐ生えている | 10~30分 |
| 下の歯:歯ぐきに埋まっている | 30~90分 |
| 下の歯:横向きに生えている | 60~120分 |
上の親知らずは骨が柔らかいため比較的短時間で終わりますが、下の親知らずが横向きに生えている場合は120分以上かかるケースもあります。
あくまで目安ですので、詳しくは診察時に確認してください。
Q2.親知らずを抜いた後、一番痛いのはいつですか?

麻酔が切れ始める3〜4時間後から徐々に痛みが強くなり、抜歯翌日から2日目にかけてピークを迎える方が多いです。
顔の腫れも目立ち、口が開けにくくなる場合もありますが、3日目以降は徐々に和らいでいきます。
痛みが不安な方は、麻酔が切れる前に痛み止めを服用しておくと、ピーク時の痛みを抑えられますよ。
Q3.親知らずを抜いたら仕事や学校はどれくらい休めば良いの?

親知らずを抜歯したら、仕事は1〜2日ほど休むのが理想です。
デスクワークの場合は、抜歯当日と翌日は安静に過ごし、痛みが引いてから仕事を再開しましょう。
体を動かす仕事の場合は、血行が促進され痛みや出血が増すリスクがあるため、2〜3日の休みが必要です。
学生の場合も同様に、抜歯当日と翌日は休むのが理想です。
長期休暇中に済ませておくと、仕事や学業への影響を抑えられますよ。
親知らずを抜歯して歯の健康を保とう

親知らずが横向きや斜めに生えていたり、虫歯や歯周病になっていたりする場合、早めに抜歯を検討しましょう。
一方、真っすぐ生えており、トラブルがない場合は、経過観察になるケースも少なくありません。
抜歯後、痛みや腫れのピークは2日~3日目で、4日~7日で徐々に症状が和らいでいきます。
抜いて1週間過ぎると日常に戻る人がほとんどですが、引き続き丁寧に歯を磨き、口内を清潔に保つことが大切です。
坂井歯科では、歯を虫歯や歯周病などのトラブルから守るための予防歯科に力を入れています。
親知らずで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。


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