
毎日歯磨きしているけど、しっかり磨けているか不安…

歯磨きしているのに、たまにしみるのはなぜ?

自己流だから、汚れが落ちているか不安
毎日しっかり歯を磨いているつもりでも、ちゃんと磨けているのか不安になりますよね。
歯磨きは歯ブラシの持ち方や当て方、動かし方によって、汚れを落とせる量が変わります。
自己流のままだと、しっかり磨いているつもりでも同じ場所に汚れが残り続けることがあるため、正しいやり方を理解することが大切です。
本記事では、正しい歯磨きの3つの基本や歯磨きの順番、磨き残しが多い場所を解説します。
歯磨きの基本を知り、今日から実践してみましょう!
ぜひ、参考にしてください。
まずはチェック!磨き残しが多い5つの場所

毎日磨いていても汚れが残りやすいのは、ほとんど同じ場所です。
自分の磨き残しやすい場所を知っておくだけで、歯磨きの精度は上がります。
ここでは、磨き残しができやすい部分を5つ紹介します。
- 歯のすき間
- 奥歯の噛み合わせ部分
- 前歯の裏側
- 歯と歯ぐきの境目
- 奥歯の裏側
これらの場所は、特に意識してきれいにしましょう。
1.歯のすき間

歯と歯のすき間は、どれだけ丁寧に磨いても歯ブラシの毛先が入りにくい場所です。
歯と歯の間の歯垢除去効果を調べた研究では、歯ブラシだけで落とせたのは約61%で、4割ほどが残っていました。
特に、歯が密集している部分や歯並びが悪い部分は、汚れがたまりやすくなります。
歯ブラシでの限界を補えるのが、デンタルフロスや歯間ブラシです。

歯磨きに加えるだけで、残っていた汚れの大半を落とせるようになりますよ。
2.奥歯の噛み合わせ部分

奥歯の噛み合わせ部分は、食べ物をすり潰す役割があるため、複雑な形で深い溝もあります。
そのため、食べカスが挟まりやすく、虫歯の原因になるプラークがたまりやすい場所です。
さらに、一番奥にある歯は歯ブラシのヘッドが届きにくいため、磨き残しが多くなりがちです。
歯磨きをする際は、歯ブラシの噛み合わせ部分に垂直に当て、小刻みに動かしながら磨きましょう。
3.前歯の裏側

前歯の裏側は、上下とも磨き残しが多くなる部分です。
特に下の前歯の裏側は、歯ブラシを当てにくく、汚れがたまりやすいです。
また唾液の出口があるため、歯垢が石灰化しやすく、歯石ができやすい傾向があります。

歯石は歯ブラシで落とすのが難しいので、予防することが大切です。
歯ブラシを縦に持ち、一本ずつ丁寧に汚れをかき出すように磨いていくと、カーブに沿って汚れを落としやすくなりますよ。
4.歯と歯ぐきの境目

歯と歯ぐきの境目は、汚れがたまりやすい場所です。
歯ぐきに歯ブラシの毛先が当たると痛みを感じるため、無意識にブラッシングを避ける傾向があります。
痛みを防ぐために軽い力で磨いてしまい、汚れを落としきれないこともあります。
磨く際は45度で歯ブラシを歯ぐきに当て、力を入れずに小刻みに動かすのがポイントです。
5.奥歯の裏側
奥歯の裏側は舌がじゃまになり、歯ブラシを当てにくい場所です。
特に、利き手側の奥歯の裏側は手首を返してブラッシングする必要があるため、磨き残しが多くなる傾向があります。

舌を強く抑えすぎると嘔吐反射が出るのも、磨きにくくなる原因のひとつです。
えずきやすい人は、ヘッドの小さい歯ブラシを選び、舌に触れないよう歯の内側に沿わせて動かすと磨きやすくなりますよ。
あなたはできてる?正しい歯磨きの3つの基本

磨き残しやすい場所がわかったら、次は磨き方そのものを見直してみましょう。
ここでは、正しい歯磨きのやり方を解説します。
- ペンのように歯ブラシを持つ
- 毛先を歯と歯ぐきの境目に当てる
- 力を入れず、やさしく小刻みに動かす
どれも今日から変えられることばかりなので、いつもの磨き方と比べながら読んでみてくださいね。
1.ペンのように歯ブラシを持つ

歯ブラシは、えんぴつを持つように親指・人差し指・中指の3本で軽く持つのが基本です。
この持ち方なら力が抜け、歯や歯ぐきに余計な負担がかかりにくくなります。
手のひらで握りしめるように持つと、知らないうちに力が入りすぎるので注意しましょう。
強い力で磨き続けると歯ぐきが傷ついて下がり、歯の根元が出て、冷たいものがしみる原因になることがあります。

「磨いているのに歯がしみる」という人は、まず持ち方から見直すだけでも変化を感じられるかもしれません。
冷たいものがしみる原因については「冷たいものがしみる6つの原因|受診すべき症状と自宅でできる5つの対処法を解説」で詳しく解説していますので、ご覧ください。

2.毛先を歯と歯ぐきの境目に当てる
歯ブラシは、毛先を歯と歯ぐきの境目に当てるのがポイントです。
歯ブラシを歯に対して45度に傾け、毛先が歯ぐきの際に軽く入り込むようにします。
歯の平らな面だけをなでるように磨いていると、汚れのたまりやすい境目に毛先が届かない可能性があります。
歯並びに合わせて歯ブラシの向きを変え、鏡で毛先が当たっている位置を確かめながら磨くと、磨き残しも少なくなるでしょう。
3.力を入れず、やさしく小刻みに動かす

歯ブラシの毛先が広がらない強さで、小刻みに動かしながらブラッシングします。
効率的に汚れを落とすためには、歯1〜2本に対して歯ブラシを10〜20往復させるのが目安です。
歯ブラシのヘッドを細かく動かすことで、毛先が歯周ポケットの中に入り、歯垢をかき出しやすくなります。
軽い力で小刻みに動かすのを意識して、歯ぐきを守りながら、しっかり汚れを落としましょう。
なお、以下の動画でも歯の磨き方を解説していますので、参考にしてください。
正しい歯磨きの順番

歯磨きで大切なのは、同じ順番で磨くことです。
その日の気分で磨き始める場所が変わると、同じところばかり磨いたり、特定の場所を飛ばしたりしやすくなります。
順番に迷ったら、次のような一筆書きで進めるのがおすすめです。
- 上の奥歯の表面〜前歯の表面〜反対の奥歯の表面
- 上の奥歯の裏側〜前歯の裏側〜反対の奥歯の裏側
- 上の奥歯の溝
- 下の奥歯の表面〜前歯の表面〜反対の奥歯の表面
- 下の奥歯の裏側〜前歯の裏側〜反対の奥歯の裏側
- 下の奥歯の溝
表側と裏側は、奥歯から前歯を通って反対側の奥歯まで、途中で止まらずに進むのがポイントです。
歯ブラシは1〜2本分ずつずらしながら動かし、場所が変わるたびに当て方も変えてください。
表側は歯と歯ぐきの境目に45度、前歯の裏側は歯ブラシを縦に、溝は噛む面にまっすぐ当てると、毛先が届きやすくなります。
奥歯は見えにくく、ブラッシングしにくいため、集中力が高い最初のうちに磨きます。

右利きの人は右側、左利きの人は左側から始めるのがポイントです。
歯ブラシを持つ手と同じ側は手首を返す必要があり磨きにくいため、先に済ませておくと磨き残しを防ぎやすくなります。
歯磨きの補助に!おすすめのケアアイテム

正しく磨けていても、歯ブラシだけでは届きにくい場所や防ぎきれないトラブルがあります。
そんなときに助けてくれるのが、次のアイテムです。
| アイテム名 | 役割 | おすすめの人 |
| 電動歯ブラシ |
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| デンタルフロス 歯間ブラシ |
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| マウスウォッシュ |
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| フッ素入り歯磨き粉 |
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自分の口に合ったアイテムを組み合わせれば、毎日の歯磨きと同じ時間でも守れる範囲が広がりますよ。
正しい歯磨きを習慣にするための3つのポイント

磨き方や順番がわかっても、毎日の歯磨きで実践できなければ意味がありません。
正しい歯磨きを自分のものにするために、次の3つを意識してみてください。
- 3分以上かけて丁寧にブラッシングする
- 就寝前の歯磨きを丁寧に行う
- 歯科医院で歯磨き指導を受ける
健康な歯を守るためにも、正しい歯磨きの仕方を身につけましょう。
1.3分以上かけて丁寧にブラッシングする

歯磨きは、3分以上かけてしっかり磨くことが大切です。
歯1~2本ずつ、10往復程度を目安に小刻みに動かしていくと、全体を磨き終えるまでに3分ほどかかります。
1分ほどで終わる場合、どこかを飛ばしている可能性があります。

歯並びが複雑な方や矯正中の方は、5分以上かけて念入りに磨くと安心ですよ。
2.就寝前の歯磨きを丁寧に行う
歯磨きは毎食後が理想ですが、なかでもいちばん丁寧に磨きたいのが夜寝る前です。
寝ている間は唾液の量が減り、口の中の汚れを洗い流す働きが弱まるため、細菌が増えやすくなります。
昼は外出先で磨けない日があっても、夜は時間をかけて、フロスまで含めてじっくりケアしてみてください。
1日のうち1回だけでも完璧に磨ける時間をつくることが、虫歯予防につながります。
3.歯科医院で歯磨き指導を受ける

自分で毎日ケアしても、しっかりと磨けているとは限りません。
そのため、歯科医院で歯磨き指導を受けるのがおすすめです。
歯磨き指導を受ければ、自分の口の状態や歯並びに合う正しいブラッシング方法を教えてもらえます。
歯ブラシの硬さやヘッドの大きさ、フロスや歯間ブラシのサイズなど、自分に合ったケアアイテムの選び方もアドバイスしてもらえますよ。

定期検診のついでに磨き方を見てもらい、磨いたつもりの状態を抜け出しましょう。
正しい歯磨きに関するよくある質問
1.歯磨きはどれくらいするとやりすぎになる?

以下の場合は、歯磨きをやりすぎている可能性が高いです。
- 歯ブラシを握るように持ち、ゴシゴシ磨いている
- 歯ブラシの毛先がすぐ開いてしまう
- 歯ぐきが下がってきて、冷たいものがしみる
歯磨きをやりすぎると、歯ぐきが傷つき、知覚過敏が悪化するリスクがあります。
歯磨きは1日3回を目安に、軽い力でブラッシングしましょう。
歯磨きの頻度は「歯磨きの回数は1日何回が正解?やりすぎの目安と子どもの回数も解説」でも解説していますので、参考にしてください。

2.朝の歯磨きはご飯の前と後どっちにすればいいの?
朝は、朝食を食べた後に歯を磨くのが理想です。
ご飯の後は、食べカスや糖分が口の中に残り、虫歯になりやすい口内環境になります。
また、朝は時間がない人が多いため、磨き残しも増えやすくなります。
虫歯予防のためには、朝食後にしっかりブラッシングをしましょう。

朝時間がない場合は、水でうがいだけでもしましょうね。
参考:名古屋薬業健康保険組合|朝の歯磨きは食前・食後?毎日の口腔ケア習慣を身につけよう
3.歯磨きに30分かかるのは問題ない?

時間をかけて磨くこと自体は、問題ありません。
ただし、力を入れてゴシゴシ磨き続けたり、同じ場所ばかり磨いたりすると、歯や歯ぐきを傷めてしまいます。
夜は時間をかけて丁寧に磨くのがおすすめですが、長さよりも「軽い力で、すべての場所に毛先が届いているか」を意識してみてくださいね。
まとめ|不安な方は歯科医院でチェックしてもらおう

正しい方法でブラッシングできていないと磨き残しが増え、歯垢や歯石がたまっていきます。
そのまま放置すると、口臭や虫歯、歯周病などのトラブルの原因になります。
毎日のケアでは、磨く順番を決め、軽い力で小刻みにブラッシングするのを意識しましょう。
自分ではできているつもりでも、正しく磨けていない可能性があるので、歯科医院で歯磨き指導を受けることが大切です。
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